医学・心理学
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スポーツの秋はこれを読め!氏と育ちのどっちが大事?『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』
『氏か育ちか』というのは、生物を語る上で永遠の課題だ。もうすこし学問的な言い方をすると、遺伝素因と環境要因、どちらが重要か、というこ…more
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『壊血病』もつれた糸
18世紀、船の大型化と航海技術の進歩により、頻繁に寄港することなく航海が可能なになる。こうしたことにより猖獗を極めた病がある。「壊血…more
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『ホット・ゾーン』エボラ克服には、地球規模の強大な努力が不可欠だ
2014年10月6日西アフリカで猛威を奮うエボラ出血熱はアメリカ本土での感染者も現れ、一層の拡大が憂慮されている。本書『ホット・ゾーン』は1994年に刊…more
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緊急復刊『ホット・ゾーン』でエボラを知る
"本書は西アフリカでのエボラのアウトブレイクを受けて緊急復刊された、1995年出版の同タイトルの新装版である。もともと1994年に出…more
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『跳びはねる思考』あたらしい「自由」を手に入れるために
2014年9月16日"僕は二十二歳の自閉症者です。人と会話することができません。 ぼくの口から出る言葉は、奇声や雄叫び、意味のないひとりごとです。普段…more
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『音楽嗜好症』文庫解説 by 成毛 眞
2014年8月22日著者のオリヴァー・サックスは1933年生まれのニューヨーク大学医学部教授。現役の脳神経科医であり、世界的な人気作家でもある。ロバー…more
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そこまできてる『1000ドルゲノム』の時代に備えよ! 新刊超速レビュー
分厚い本である。内容もやさしくはない。しかし、10年後には、自分の健康が気になるすべての人が理解しなければならない内容を含んでいる。…more
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『カウンセラーは何を見ているか』 - 常套句の罠、共感という欺瞞
2014年5月11日あからさまな強制によって外海に泳ぎ出てしまうより、「自分で選んだ」満足感のもとに生け簀の中で泳いでもらう。そして生け簀ごと、望ましい…more
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『偉人は死ぬのも楽じゃない』
本書で書かれるのは、偉人たちの具体的な死に際である。それは残酷で、血なまぐさい物語であると同時に、彼らの生きた時代とその人生を知るの…more
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『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい』人を育てるということ
バーネット、この5月に16歳になるアメリカ人の少年だ。ジェイコブ君はただの少年ではない。9歳で大学に入学し、専門は数学と宇宙論。IQ…more
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『寄生虫なき病』 - 黒の過剰か、白の不足か
表紙のアメリカ鉤虫のカバー写真に首根っこをつかまれ、膨大な資料に基づいた「寄生虫視点による世界史」の筆致に目を見開かされ、最後はアメ…more
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究極の私ノンフィクション『セラピスト』
"最相さん、今回は心理療法である。本の帯にあるように、河合隼雄と中井久夫という二人の偉大な『セラピスト』が主人公だ。臨床心理学をすこ…more
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『家庭の科学』訳者あとがき by 三枝小夜子
本書は、イギリスのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)ンピューターサイエンス学科の名誉上級研究員であるピーター・J・ベント…more
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あらすじだけでも知ってほしい本がある 『種痘伝来』
地味といえば地味な学術書である。はっきり言って4千円は高いし、ほとんどの人は買おうと思わないだろう。しかし、この本のあらすじは知って…more
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『99%ありがとう』
著者はこの11月で34歳になったばかりの前途有望だったはずの若者である。少年時代をアメリカやスイスで過ごし、アメリカン・スクールやハ…more