人物
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『夢へ翔けて』 踊ることは生きること
1995年、西アフリカ・シェラレオネ生まれのミケーラは内戦で両親をなくした少女。アメリカ人に養子として引き取られ、世界的なバレリーナ…more
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勝者の記録+α 『二重螺旋 完全版』
よく知られているように、The Double Helixは、ワトソンが自分の記憶を頼りに書いた本だ。今回、あらためて読み直してみて、…more
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『伝説の総料理長 サリー・ワイル物語』読み継がれるべき物語
日本のフランス料理界の発展に大きく貢献しながらも、一般社会だけでなく、料理界からも忘れられかけていた人物がいた。あと少し遅れていたら…more
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『キム・フィルビー かくも親密な裏切り』30年間も友を裏切り続けた男
イギリスの上流階級に生まれた二人の男にはいくつもの共通点があったという。抑圧的で、権威主義的で偏屈、そして変人である父を持ち、確執を…more
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『キム・フィルビー かくも親密な裏切り』 20世紀最悪のスパイは友情を武器にした
"キム・フィルビーはすべてを手にしていた。英国上流階級出身、ケンブリッジ大学卒業、愛する妻子と多くの気が置けない友人。仕事においても…more
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『ナポレオンに背いた「黒い将軍」』革命に咲いた黒い薔薇
18世紀、有色人種とりわけ黒人がその肌の色のみで差別され、奴隷として働かされていた時代に、ヨーロッパで一兵卒から将軍にまで上り詰めた…more
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『ローラ・ブッシュ自伝 脚光の舞台裏』 アメリカでもっとも愛されたファーストレディ
500ページ二段組み。ひさびさにガッツリ読み応えのある自伝である。2001年から8年間、第43代アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシ…more
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『メディア・モンスター』黒川紀章、この微妙な人物の絶妙な人生
2015年5月11日本書は、黒川紀章の人生を600ページを越える分量で描き出した評伝的ノンフィクションである。彼の手掛けた建築物の一つ一つを中心に据える…more
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『後白河天皇』by 出口治明
本書は、定評のある「ミネルヴァ日本評伝選」の1冊である。わが国で武家政権が成立する前夜、源平が相争う激動の時代に君臨した後白河天皇、…more
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『天才を生んだ孤独な少年期』つながりの過剰は愚民社会の到来を招くか?
2015年3月21日本書に登場するのは、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アイザック・ニュートン、トーマス・エジソン、夏目漱石、アルベルト・アインシュタイン、そ…more
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『たった一人の熱狂』トークライブアプリ「755」から生まれた幻冬舎社長、見城徹「魂の言葉」集
2015年3月18日この「たった一人の熱狂」も「みのわ」という「やじうま」編集者がオファーしたからこそ生まれた作品である。流石、あの角川春樹に仕えベスト…more
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日本を愛したスパイ『ドクター・ハック 日本の運命を二度にぎった男』
書影を見て、「ドクター・ハックって、あのハックか」と思わず手に取った。著者は『満州国皇帝の秘録』『トレイシー−−日本兵捕虜秘密尋問所…more
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『宇宙飛行士が教える地球の歩き方』 訳者あとがき by 千葉敏生
著者のクリス・ハドフィールド氏といえば、本国カナダでは知らない人はいないというくらい有名な宇宙飛行士です。計3回の宇宙飛行の経験を持…more
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『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』
中国では「好死不如悪活」という言葉があり、変わり果てた姿になったとしても、死ぬよりは惨めながらも生きている方がよい、という意味らしい…more