社会
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『サイバー・エフェクト 子どもがネットに壊される』
2018年4月13日タイトルにある「サイバー効果」とは、インターネットというサイバー空間が、人間の思考に影響を与えて行動を変化させる現象を指す。その内容…more
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『ルポ 中国「潜入バイト」日記』絶望もなければ希望もない
我々は中国をどこまで知っているのか。メディアにすり込まれたステレオタイプな中国人像で語ってないだろうか。上海の寿司屋、反日ドラマの日…more
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『証言バブル伝説』 聖子と明菜とノーパンしゃぶしゃぶ
2018年4月9日4月といえば入社式。今年も多くの若者たちがその舞台に立った。近年も売り手市場とはいわれているが、それを遥かにしのぐ時代があった。バブ…more
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『経済学者、待機児童ゼロに挑む』難攻不落の社会問題への挑戦
2018年4月4日本書はみずからも待機児童問題に苦しめられたことがある経済学者が、行政の最前線でこの問題と格闘した経験を記した当事者ノンフィクションだ…more
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『思想的リーダーが世論を動かす』アイデアはこうして創られる
世界はアイデアに溢れている。限られた時間で優れたアイデアを伝えるTEDの動画を検索すれば、一生をかけても見尽くすことのできないほどの…more
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死者と共にあること『私の夢まで、会いに来てくれた――3.11 亡き人とのそれから』
もう一度会いたい。どうしても聞きたいこと、伝えたいことがある。でも、どうすれば亡くなった人と交信できるのか?――そのひとつの答えが、…more
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『炎と怒り トランプ政権の内幕』を買ったのは、どういう人たちなのか?
2018年3月25日"年明けに飛び込んできた米国での『Fire and Fury』出版のニュースは、日本の出版業界をも大きく揺さぶりました。本国では大ベ…more
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『アーカイブズが社会を変える 公文書管理と情報革命』事実の積み重ねが未来をつくる
2018年3月20日実はこの分野についてわかりやすく解説してくれる本は少ない。そんな中、多くを教えられた一冊が『アーカイブズが社会を変える 公文書管理法…more
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『教養としてのテクノロジー』でテクノロジーを駆動する哲学を知る
ほんの十数年前に登場したばかりのスマートフォンがそうしたように、新たなテクノロジーは私たちの生活を一変させる。AI、仮想通貨、ブロッ…more
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『隠れナチを探し出せ 忘却に抗ったナチ・ハンターたちの戦い』悪の凡庸と時間に挑み続ける者たち。
1945年5月5日、アメリカ軍がオーストリアのマウトハウゼン強制収容所を解放したとき一人のユダヤ人男性の命が救われた。男の名はジーモ…more
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『安楽死を遂げるまで』幸せのまま逝きたい
著者の宮下洋一はスペインのバルセロナを拠点にするジャーナリストである。パートナーは特別養護老人ホームに勤務する看護師で末期癌患者の緩…more
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『評価の経済学』まわりの評判が気になったときに手に取る本
本書の主題は、レピュテーションである。評判をゲームとしてモデル化し、そのゲームを勝ち抜くためのお作法をまとめている。知ることで冷静…more
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『反共感論──社会はいかに判断を誤るか』 スポットライトに照らされる人たちとそうでない人たち
"共感は、わたしたちを他者と結びつけ、他者へ働きかけるよう動機づける。共感があれば、家族や友人らと喜びを分かち合うことができる。共感…more
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『津波の霊たち 3・11 死と生の物語』大川小学校の悲劇。あまりにも複層的な物語
リチャード・ロイド・パリーの新刊である。そう聞いただけでピンときた人はよほどのノンフィクション好きか、あるいはHONZファンであろう…more
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『マネーの代理人たち ウォール街から見た日本株』生活者としての金融プロフェッショナルたち
本書に映画の『ハゲタカ』や『ウォール街』に見られるような劇的なストーリーを期待すると、肩透かしをくらうことになる。本書は、巨大機関投…more