社会
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『選択しないという選択 ビッグデータで変わる「自由」のかたち』とはいえ選択は終わらない
予測ショッピングに関する実験結果が本書で明らかにされている。そこで、若者世代が示した傾向は未来への予兆を表しており、Amazon D…more
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『産まなくても、育てられます 不妊治療を超えて、特別養子縁組へ』
子どもがほしいと願う「あなたは子どもを産みたいのでしょうか、それとも、子どもを育て、ともに過ごしたいのでしょうか」と著者は問いかける…more
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トランプ政権の理論的支柱となる一冊『米中もし戦わば』
2017年2月15日2017年2月10日、日米首脳会談が実現し、両首脳は日米の友好関係を大々的にアピールした。米国のドナルド・トランプ新大統領にとって、…more
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『教養バカ』会話が通じない人へ
本書の最大の特徴は、教養バカ自体を知れることだ。世の中には教養本と呼ばれるジャンルもあり、それらとも大きく異なる。なぜなら教養を間違…more
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『プーチンの世界 「皇帝」になった工作員』プーチンに備わった6つのペルソナを読み解く
"ウラジミール・プーチンという政治家は多くの謎に包まれた男である。ユーラシア大陸にまたがる大国を長年にわたり統治し、欧米の価値観や政…more
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なぜ薬物依存が減らないのか『ドラッグと分断社会アメリカ 神経科学者が語る「依存」の構造』
確かにコカインやマリファナといった薬物には"依存"はある。だが、世間一般に流布しているイメージは科学的に正確とは言い難いものだ。違法…more
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『ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か 』本当に恐れるべきなのは失望感
2017年1月31日本書は、ポピュリズムの主張にはデモクラシーの理念そのものと重なる部分が多いと指摘する。事実、欧米のポピュリズム政党は、直接民主主義的…more
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『火あぶりにされたサンタクロース』12月25日の知的興奮
なぜキリスト教は12月25日をイエスの生誕祭に設定したのか。なぜ、クリスマスに贈り物をするようになったのか?なぜ、大人は子どもにサン…more
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『ルポ 児童相談所 一時保護所から考える子ども支援』まずは知ること、当事者の声を知るための第一歩
2017年1月24日本書には児童虐待問題の根底にある貧困対策の不足や、児童福祉に対する予算の手薄についてのべつつ、いかに公平公正な処遇を子どもたちに保証…more
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『ドラッグと分断社会アメリカ 神経科学者が語る「依存」の構造』
挑発的ともいえる本書の特徴はなんといっても、著者の生い立ちの率直な描写と、薬物に対する固定観念を打破する科学的知見がユニークなかたち…more
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『あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」 』
2017年1月23日これだけの高評価を受けた本書はいったいどのような本なのだろうか。200万ビューを超えるなど注目を集めたブルックス本人のTEDトークを…more
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読み物としても味わえる教科書『質的社会調査の方法』
2017年1月19日『断片的なものの社会学』の著者としても知られる社会学者の岸政彦氏と、2人の若手研究者が質的調査の手法についてまとめた一冊だ。マニュア…more
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『夫のちんぽが入らない』不通の私と、みんなの普通
2017年1月16日このタイトルだけに色物系かと思われるかもしれないが、奥深いメッセージが込められた、笑いあり涙ありの痛快エッセイである。冒頭、このよう…more
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『教育劣位社会 教育費をめぐる世論の社会学』教育には税金を使いたくない日本人
2017年1月12日"自然科学分野で多くのノーベル賞受賞者を輩出し、公立中学校に通う生徒の7割以上が学習塾に通う日本を、著者は教育劣位社会と呼ぶ。それは…more