社会
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『主夫になろうよ!』偏見をぶち破る
2015年4月10日"主夫になりたいと思ったことがある。思ったものの、主夫はあまりにも謎めいた存在であり、踏ん切りがつかなかった。あまりにも母数が少なく…more
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『コカイン ゼロゼロゼロ』あまりにも凄惨な現実
ミゲル・アンヘル・フェリックス・ガジャルド、通称〈エル・バドリーノ〉はメキシコで「コカインの帝王」と崇められた男だ。今も〈エル・バド…more
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『解放老人』認知症を前向きに見つめる
一般的にネガティブなイメージで語られることの多い、認知症。そこに前向きな視点を見い出そうとするのが本書である。キャリア30年を超す名…more
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時代に相応しいやり方で、生活と思い出を守る『遺品整理士という仕事』
遺品整理士という仕事をご存じだろうか。彼らは民間資格を有したプロフェッショナルである。遺族の気持ちに寄り添いながら遺品整理を管理する…more
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『臓器移植の人類学』生死の境界線は変わっていくか
"脳死という言葉は、そもそも臓器移植をおこなうために生み出され、普及したというのが正しい 脳死が先だったのか、臓器移植医療の成立が…more
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『老人たちの裏社会』生き地獄化する余生
2015年3月20日"65歳以上の高齢者の万引きの増加が話題になったのは20年ほど前だったか。当時は全体に占める割合が1割に達したことで注目を集めていた…more
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『日本の反知性主義』編著者まえがき by 内田 樹
今回の主題は「日本の反知性主義」です。ホーフスタッターの『アメリカの反知性主義』は植民地時代から説き起こして、アメリカ人の国民感情の…more
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『巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ』 世界に君臨する成功者たちの金言集
卒業式のシーズンですね。華やかな袴姿の女子学生を見ると、自分が卒業した当時のことを思い出します。もう遠い昔になりました。卒業して新た…more
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『原爆を盗め!』 天才科学者・ソ連のスパイ・決死の秘密作戦
"本書では、ヨーロッパでのナチス・ドイツと連合国軍の攻防戦、アメリカ中の天才が総力をあげて原爆開発へ取り組んだマンハッタン計画、さら…more
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『境界の民』 難民、遺民、抵抗者。彼らには”近代”が訪れなかった
2015年3月11日境界の民ーー国民国家というシステムから弾き出された彼らには、「近代」が訪れなかったと言えるのかもしれない。中世と現代が、ダイレクトに…more
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『美貌格差』ブサイクは救われないのか?
"「やさしそう」この5文字がどれだけの男女を傷つけてきただろうか。初対面なのに、値踏みされ、コメントに窮した相手に、ひねりだされるこ…more
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もう一つの戦場『帰還兵はなぜ自殺するのか』
2015年3月6日戦地のイラクやアフガニスタンに派兵され、帰還した兵士はおよそ200万人。彼らの中には、見た目は健康でも、PTSD(心的外傷後ストレス…more
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『地方消滅』を読んでいるのは地方の人か?都市部の人か?
2015年3月3日"昨年の後半から、地方について論じる本が売れています。このブームの火付け役になったのが中公新書の『地方消滅』。発売以降順調に売れ続け…more
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『無人暗殺機 ドローンの誕生』 ドローンは戦争を変え、そして世界を変える
長年にわたって軍事関連取材を行ってきた著者は、先ずドローンがどのような技術革新の末に産声を上げたのかを明らかにしていく。最初の一歩を…more