2ヶ月ほど前、悪友にすすめられて筋トレをはじめた。オフロード版のトライアスロンであるエクステラの2001年、2002年、2005年の日本チャンピオンであり、医師でもある湯本優さんの指導を受けている。人生で初めて歯を食いしばって運動をしている。おかげで少しは腹が引き締まったような気がする。
ホンモノに指導を受けているのだから、いまさらエクササイズや筋トレのハウツー本などを読むのは失礼である。そこで本書を買ってみた。著者は知る人ぞ知る作家であり、イラストレータであり、自転車屋店主である。内容はタイトルどおり。文章もイラストもいけてる。
ペンネームのエンゾとはグランブルーでジャン・レノが演じていたエンゾ・マイオルカに倣ったのだろう。体型も顔もひげもメガネも禿げ方もジャン・レノにそっくりなのだ。早川円蔵というのが本名なのかもしれないけれどね。
筋トレを始めた理由が、ポッコリお腹や貧弱なお尻の矯正であり、かっこいい体づくりが目標だったので、本書はまさに最適のテキストとなった。とりわけ最終章の「革命家になる方法」が役に立った。