「神保町」へ、ブラHONZしてきました マンガアートホテルに泊まる!

塩田 春香2019年11月24日 印刷向け表示
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はーい、こんにちは。好評だった箱根本箱に続く、2回目のブラHONZは、本の街・神保町です!

神保町といえば、世界最大の古書街で、たくさんの出版社が集まる、まさに本好きの聖地。第1回の箱根本箱に続き、私・塩田春香と足立真穂が、神保町散策&マンガアートホテル宿泊をレポートします!

――というわけで、やってきました、神保町(私、会社が神保町にあるので、 わざわざ「やってきた」わけではないのですが……)。

靖国通りと白山通りが交差する、神保町交差点

足立とは宿泊するマンガアートホテルで落ち合う予定。それまで一人でぶらぶらと、神保町を歩くことにします。

神保町の歴史をひもとくと、皇居のすぐ北側にあるこの地域は江戸時代、武家屋敷が立ち並んでいたそうです。神保町の名は、この地に屋敷をかまえた旗本・神保家に由来しています。

古書店が集まり始めたのは、明治になってから。現在、書店の数は古書店と新刊書店合わせて200店舗ほど、出版社の数も大小合わせて50ほどあるといわれています。まさに、世界に誇る本の街です。

靖国通り南側

神保町を東西に貫く大通り・靖国通りに目を向けると、北側に飲食店が多いのに対し、南側には古書店が立ち並んでいます。なぜ南側に古書店が集まっているかというと、北側は南からの日差しを受けて本が日焼けしてしまうからだとか。

(なにこの図鑑、気になる!!)

靖国通りに平行するすずらん通りにも古書店が多く、店先のワゴンや道路脇にまでたくさんの古本が並べられ、読者との出会いを待っています。

すずらん通りの中ほどにある「本と街の案内所」は、小学館の図鑑などを手にとって見ることができる小学館ギャラリーの中にあり、地図をもらったり自分用の散策マップを作成したりもできますよ! 神保町ビギナーの皆さんは、ぜひお立ち寄りください。(ちなみに週末お休みの古書店も多いので、定休日等を確認してからお運びになることをおすすめします。)

本と街の案内所が入る小学館ギャラリー

ところで、一言で「古本屋」といっても、中国やロシアなど特定の国のものや、浮世絵や古地図を専門に扱うお店もあり、多様な知識の宝庫が結集して神保町の古書店街を形づくっています。

当然、学者や文筆家の需要も多く、「司馬遼太郎が新たな時代小説の執筆を開始すると、その時代の資料本が神保町から消えた」という伝説も残っています。

神保町の魅力は、本だけではありません。趣のあるレトロ建築を愛でながら渉猟するのも楽しみの一つ。私が神保町に通っている十数年間でも古い素敵な建物がどんどん建替えられてしまってさびしい限りですが、現役でがんばっている建物もたくさんあります。また、裏路地に入れば老舗の素敵な喫茶店もあり、本の町を彩っています。

さて、書店以外に神保町で多いお店といえば、カレーと中華料理です。なぜカレー?という疑問には「買ったばかりの本を片手に読みながら食べるのには、スプーン1本で食べられるカレーが最適」との説を聞いたことがありますが、真偽のほどはわかりません。

一方で、中華については歴史的な背景があります。日清戦争後に中国から日本への留学生が急増し、学生街だった神保町界隈も多くの中国人留学生でにぎわいました。中華料理店が多いのは、その名残といわれています。蒋介石、周恩来、魯迅、孫文ら中国の歴史に名を残す面々も、この神保町にゆかりがあるそうです。

立ち並ぶ古書店をひやかしながら、小川町方面にあるマンガアートホテルを目指します。おもしろいのは、古書店なのになぜか骨董なども扱うお店があること。古本の間にこけしが売られていたりします。

また、すずらん通りにある老舗画材店「文房堂」は、ギャラリーやカフェも併設し、お洒落な文房具も手に入ります。

文房堂

そのほか、和菓子の「ささま」、万年筆専門店「金ペン堂」など、魅力的な専門店が多いのも、神保町の奥深さにつながっているのでしょう。

さて、小川町駅近くにある、マンガアートホテルの入るビルに着きました。4階と5階がホテルです。

まだ少し早いので、周辺を散歩してみます。神保町からお隣の小川町にかけては、スポーツ用品店や楽器店も多く立ち並んでいて……、あ、以前、足立が取材して記事にした能と狂言が専門の檜書店もホテルのすぐ近くにありました! 

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