これから出る本 2020年8月

古幡 瑞穂2020年07月19日 印刷向け表示
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ジョン・ボルトン回顧録 (仮)
作者:ジョン・ボルトン
出版社:朝日新聞出版
発売日:2020-09-18
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7月も書店店頭の賑わいが続いています。特にビジネスや経済系の本の動きが良くなっているようです。世の中はそろそろ夏休みシーズンに突入。今年は短い夏休みになりそうですが、8月の書店店頭にはどんな本が並ぶのでしょうか。

まずはノンフィクションの予約ランキングから。2020年7月17日時点の予約受注実績から8月以降に発売になるタイトルを抽出しノンフィクションの予約ランキングを作成しました。(日販調べ:タイトル・発売日等今後変更になる可能性があります)

ノンフィクションの予約1位には『ジョン・ボルトン回顧録(仮)』が飛び込んできました。

回顧録の中で明かされたトランプ政権の姿は世界を揺るがし大ベストセラーとなりました。果たして日本国内ではどの程度の嵐を巻き起こすのでしょうか?

8月発売タイトルでは『世界哲学史8』がトップに。予約が多い事からも、熱心なファンが定期的に購入している姿が見えてきます。

出版社 銘柄名 著訳者名 発売予定年月
朝日新聞出版 『ジョン・ボルトン回顧録(仮)』 ジョン・ボルトン 20200918
SBクリエイティブ 『嫌われるジャーナリスト』 望月 衣塑子 20200907
筑摩書房 『世界哲学史8』 伊藤 邦武 20200807
SBクリエイティブ 『新聞の大罪』 ヘンリー・S・ストークス 20200806
SBクリエイティブ 『知ってはいけない日本近現代史の正体』 馬渕 睦夫 20201107
扶桑社 『ゴーマニズム宣言2nd Season
 新型コロナ・パニック編』
小林よしのり 20200820
講談社 『フィボナッチの数学』 中村 滋 20201015
平凡社 『ドキュメント武漢』 早川 真 20200806
文藝春秋 『ユニクロ潜入一年』 横田増生 20200805
朝日新聞出版 『コロナ後の世界を語る
 現代の知性たちの視線』
養老孟司 他 20200811

予約リストから注目作品を紹介していきます。これからどんどん予約が増えますように!

サラリーマン球団社長
作者:清武 英利
出版社:文藝春秋
発売日:2020-08-26
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週刊文春の連載が単行本になります!ついに巨人の裏話を語るのか。と思いきや、テーマは阪神と広島のお話。突然出向を命じられた阪神電鉄の社員が球団社長になっての奔走、広島の復興…コロナ禍でスポーツビジネスにも暗雲が立ちこめていますが、こんな時だからこそ、魂を込めて走り回った先人達の取組を改めて振り返っておきたいところ。
 

歪んだ正義 「普通の人」がなぜ過激化するのか
作者:大治 朋子
出版社:毎日新聞出版
発売日:2020-08-03
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自粛警察、ネット上での過激な中傷や批判などが話題になっています。しかしそれを行っているのはだいたいが「普通の人」。普通の人々の正義感はなぜ暴走し過激になっていくのでしょう。著者は新聞協会賞、ボーン・上田賞を受賞した経歴を持つ記者。問題の核心にあるものは何なのか、解決策はあるのかを考える1冊。
 

言論の不自由: 香港、そしてグローバル民主主義にいま何が起こっているのか
作者:ジョシュア・ウォン
出版社:河出書房新社
発売日:2020-08-12
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著者、ジョシュア・ウォンは香港で起きた「雨傘革命」のリーダー。初の単著がこちらです。香港国家安全法の成立を受け、6月末には自ら創設した「香港衆志」からの離脱を表明したばかり。激変する香港で、何が起こっていたのでしょうか。
 

ザ・ギャンブラー ハリウッドとラスベガスを作った伝説の大富豪
作者:ウィリアム・C・レンペル
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2020-08-06
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2016年に98歳で死去したカーク・カーコリアンの生涯を描いた伝記。ラスベガスに巨大ホテル(あのMGMリゾーツ)を建築し、一大リゾートを作り上げたことからメガリゾートの父とも呼ばれています。

大富豪となったカークですが、アルメニアの移民として貧しい暮らしをしていたようです、パイロットとして訪れたラスベガスに商機を感じそこから巨万の富を築くまでに至ったそう。どんな物語があるのでしょう。メディアでも話題となった作品です。
 

アウシュヴィッツ潜入記――収容者番号4859
作者:ヴィトルト・ピレツキ
出版社:みすず書房
発売日:2020-08-19
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1945年に書かれたまま長い間日の目を見ず、2012年にアメリカで初出版された話題の本が邦訳されます。ポーランドの将校が自ら進んで逮捕され、アウシュヴィッツに送られます。情報将校として内部の情報を上司に流しつつ収容者の抵抗活動を組織したものの、収容所が襲撃されることはないままでした。その作戦の全容が語られています。英語での出版時には歴史文書として重要なものとして多く紹介されています。

コロナ後の世界を考える本の出版が相次いでいますが、哲学や心理学などの人間の内面を考える本の出版が多くなっている印象を受けました。

まだまだ猛威を振るうコロナウイルス。静かに本を読み過ごすためにオススメの本が多く出版されてきます。ぜひ手にとってみてください。

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