村上 浩
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『平均思考は捨てなさい』 みんなちがって、みんないい
『平均思考は捨てなさい』は、わたしたちの思考がどれほど平均や標準に縛り付けられているか、そしてその呪縛のためにどれほど多くの可能性が…more
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『Xプライズ 宇宙に挑む男たち』 現実的な理想主義者たちが本気で宇宙を目指した
"それは、あらゆる面で無謀なレースだった。 ""政府の支援を受けずに3人乗りのロケットを製造し、宇宙の入口へ2週間以内に2回到達し…more
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『ダイエットの科学』 ダイエットを始める前に先ず読むべき一冊
2017年5月12日ダイエットは現代人の最大の関心事の一つだ。多くの国で肥満が野火のように広がっていくに連れ、ありとあらゆるダイエット方法が世界中で発明…more
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『ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA』 SFを現実に変換する科学集団
1962年10月16日、ソ連が密かに核ミサイルをキューバに設置していることを発見したアメリカ大統領ケネディは、ソ連首相フルシチョフに…more
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『日本ノンフィクション史 ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで 』 虚構と現実の境界
日本ノンフィクション史 – ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで (中公新書) 作者:武田 徹 出版社:中…more
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『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』 ドリームのないアメリカ
2017年3月22日2016年6月に出版された原書はアメリカでベストセラーとなり、世界中で高い評価を受けた。英エコノミストは「2016年に出版された本の…more
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『1984年のUWF』 最強という幻想
2017年3月2日"『1984年のUWF』は、真剣勝負たる“シューティング・プロレス”を謳ったUWFがどのように誕生し、多くのファンを魅了し、そして崩…more
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『ダメな統計学 悲惨なほど完全なる手引書』で科学の基盤をより確かなものにする
2017年2月22日"世界は数字であふれている。政治家の支持率から健康食品が病気のリスクを下げる確率まで、ニュースや広告を介して、新たな数字が次々とわた…more
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『ブレイクスルーへの思考』と『つながる脳科学』で知の広大さと深遠さを堪能する
東大の異端児的存在である東京大学先端科学技術研究センター(先端研)に所属する11名の研究者へのインタビュー集だ。「これまでの大学の殻…more
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『教育劣位社会 教育費をめぐる世論の社会学』教育には税金を使いたくない日本人
2017年1月12日"自然科学分野で多くのノーベル賞受賞者を輩出し、公立中学校に通う生徒の7割以上が学習塾に通う日本を、著者は教育劣位社会と呼ぶ。それは…more
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『実験国家 アメリカの履歴書』 統合と多元化に揺れ動く大国
"過激な発言や過去のスキャンダルのために共和党候補にすらなれないと思われていたドナルド・トランプが、世界最強国家アメリカの次期大統領…more
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『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版
「進化の歴史」というサブタイトルが付けられた本書では、そもそも進化がどのような証拠に基づいて確かめられ、理論が構築されてきたのか、進…more
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『「移動」の未来』はわたしたちの未来そのものだ
"小雨降る冬の日、空腹を満たすために凍える外気にその身をさらす必要はない。ネットでピザをオーダーすれば、数十分で熱々のチーズがあなた…more
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『未来政府』と『経済学者 日本の最貧困地域に挑む』で知る民主主義の理想と現実
2016年11月2日"元サンフランシスコ市長であり現カリフォルニア州副知事である著者ギャビン・ニューサムは、ずっと疑問に感じていた。SNSで頻繁にメッセ…more
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『竜宮城は二つあった ウミガメの回遊行動と生活史の多型』 役に立たない面白い研究
"「将来の野外生態学を担う若者に刺激を与えるような楽しい本を提供する」ことを目的とする『フィールドの生物学』シリーズの最新作である。…more