山本 尚毅
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『知ってるつもり -無知の科学』知らないことを知らないと、どうなるか
いざ当たり前に知っているだろうと思っていることを質問されたときに、言葉にする前は自信があったのに、いざ言葉にしようとすると答えに窮す…more
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「図書館の隠れたポテンシャル」を引き出す4冊
2018年3月26日机は勉強する大学生や高校生に占領され、読みたい本はだいたい貸出中、音を立てれば「シーッ!」と怖い目で睨むメガネをかけた図書館員、映画…more
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『評価の経済学』まわりの評判が気になったときに手に取る本
本書の主題は、レピュテーションである。評判をゲームとしてモデル化し、そのゲームを勝ち抜くためのお作法をまとめている。知ることで冷静…more
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『時計の科学 人と時間の5000年の歴史』時計と時間のズレた関係
"時計の精度向上は、生活を徐々に変える通奏低音となり、私たちの時間への価値観を変えた。時計がズレたり、間違って困ることはほとんどなく…more
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『退屈すれば脳はひらめく』マインド・ワンダリングがいいんじゃない?
"2015年2月、著者はホストを包めるニューヨーク公共ラジオ局の番組で、リスナーに「ぼんやりする時間をみんなで取り戻そう」と呼びかけ…more
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『ウォークス 歩くことの精神史』めくれば、歩きたくなる本
原書のタイトルは「Wanderlust」、旅への渇望という意味を持つ。著者レベッカ・ソルニットの代表作であり、著者自身が旅への渇望を…more
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『科学が教える、子育て成功への道』21世紀の成績表
もし、子育ての成功を定義できるのであれば、成功への道があるのならば、それを知りたいと思う人はたくさんいるはずだ。そして本書は、子育て…more
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『発想法 改版 – 創造性開発のために』半世紀前を温ねて新しきを知る
発想法とはアイディアを創り出す方法である。問題提起から記録、分類、統合にいたるプロセスをすべてカバーしている。そのため、インタビュー…more
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『図書館100連発』さりげない緻密な工夫がいっぱい
2017年6月26日図書館の来場者と本の新たな接点をつくるために、話題にならず表舞台に出てこない本に興味をもってもらうために、本に興味のない人に来場をう…more
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『破壊しに、と彼女たちは言う』柔らかに、じわじわと語りかけられるアンソロジー
2017年5月26日しかし、現代アートは男性優位の世界が長らく続きで、女性は傍流として位置づけられてきた歴史がある。本書で取り上げられるアーティストはす…more
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『廃墟遺産』あったかもしれない風景に想いを馳せて読む
そこにあったかもしれない風景は、永遠に計画に関わった人たちの幻想のまま終わった。建築されずに終わったテーマパーク、建築されたが一度も…more
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『消えゆく「限界大学」 私立大学定員割れの構造』差し迫る「2018年問題」、直前対策は?
大学入試センター試験の改革が着々と進んでいる。次の中学3年生が高校3年生になるタイミングであり、もう間近である。高校も大学も塾も、そ…more
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『選択しないという選択 ビッグデータで変わる「自由」のかたち』とはいえ選択は終わらない
予測ショッピングに関する実験結果が本書で明らかにされている。そこで、若者世代が示した傾向は未来への予兆を表しており、Amazon D…more
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『火あぶりにされたサンタクロース』12月25日の知的興奮
なぜキリスト教は12月25日をイエスの生誕祭に設定したのか。なぜ、クリスマスに贈り物をするようになったのか?なぜ、大人は子どもにサン…more
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『本当に住んで幸せな街』官能的な街をはかる
「結局私たちは、どんなまちに住むのが幸せなのか」センシャス・シティである。これが、本書の結論だ。官能というものさしを都市にも当ててみ…more