HONZ記事
-
『実験国家 アメリカの履歴書』 統合と多元化に揺れ動く大国
"過激な発言や過去のスキャンダルのために共和党候補にすらなれないと思われていたドナルド・トランプが、世界最強国家アメリカの次期大統領…more
-
『モンティ・パイソンができるまで ジョン・クリーズ自伝』
2016年12月21日本書は、2014年にRandom House Books より刊行されたSo, Anyway... の全訳である。ご存じの読者も多い…more
-
『進化とは何か? ドーキンス博士の特別講義』
2016年12月20日この解説では、本書をきっかけに進化論の世界に足を踏み入れようという人に向けて、今後のさらなる探究のための補助線を引いてみたい。ます…more
-
『マラス』凶悪ギャングの心の底は
2016年12月19日本書は、マラスと呼ばれる中米諸国のギャングたちの実像に迫るルポである。敵対組織だけでなく、一般市民を盗みや脅し、誘拐、殺人の標的にす…more
-
『最後の資本主義』資本主義を脅かしているのは、信用の弱体化である
2016年12月18日新しい資本主義の未来に対して、著者のライシュ教授はアメリカ人らしくあくまでも楽観的である。「未来を楽観できるさらに大きな理由に、私た…more
-
今週のいただきもの:2016年12月11日週
2016年12月17日今週は根津美術館の円山応挙展に行きました。副題に「「写生」を超えて」とあるように、彼の描く繊細で色鮮やかな草花、動物はまるで呼吸をし…more
-
『無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教』ニッポンの葬送の変化とは?
2016年12月16日2015年、地方寺院の困窮を詳細に調査した『寺院消滅』(日経BP)が大いに話題となった。その著者の次のテーマは「多死(大量死)時代…more
-
『10分後にうんこが出ます』悲劇と情熱がウンをもたらした!
2016年12月15日本書はうんこにまつわる切実な問題「いつ出てくるのか?」、を超音波を利用したウエアラブル排泄予測装置の開発によって解決しよう考えた、と…more
-
『カフェインの真実 賢く利用するために知っておくべきこと』
本書ではまず、もともとは呪術者や王侯貴族専用の「魔法の薬物」だったチョコレートやコーヒー、お茶など、カフェインの入った飲食物が一般大…more
-
全米が泣いた!そのあざやかな生きざまに 『いま、希望を語ろう 末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」 』
2016年12月14日誰もがうらやむような経歴を持つ若き脳神経外科医が、不治の肺がんとの診断をうけた。それまでに学んできた哲学と医学を最大限に活かし、自ら…more
-
『ブロックチェーン・レボリューション』この技術が世界を変える、あなたがそれを望むなら
2016年12月13日希望が失望に変わる中で時代の閉塞感が生まれ、それがBrexitやトランプ現象に現れているように思う。こうした閉塞感に対して、ブロック…more
-
『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』は、ここまでの作家人生の、一つのピリオドとなる作品になりました。
『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』は、2007年に起きた凄惨な強盗殺人事件を、被害者の磯谷利恵さんの人生を軸にたどったノンフィク…more
-
『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版
「進化の歴史」というサブタイトルが付けられた本書では、そもそも進化がどのような証拠に基づいて確かめられ、理論が構築されてきたのか、進…more
-
『未来を築くデザインの思想』デザインは人を越えるか
本書はコンピューターが人々の生活に浸透されたのをきっかけに、生み出されたデザインの数々を紹介し纏められたものだ。本書に登場するデザイ…more