HONZ記事
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地場の小売店が地域の一員として商売を続けていくことのヒント『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』
この本は、田口氏が書店員として積んできた経験の中から、書店の仕事をするうえで大切にしていることを具体例で紹介している。それはあくまで…more
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出るべくして出た奇人たちの奇書『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』
思えば、単行本編集者になってからの著者や登場人物は、奇人・異人が少なくない。糞土師、きのこライター、食虫植物愛好家、毎日登山家、クラ…more
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『代替医療の光と闇』繰り返される悲劇に巻き込まれないために
著者は長年医療の現場で患者と向き合ってきた医者であり、標準医療による治療に失望させられてきた。しかし、だからといって、代替医療を盲目…more
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当事者対抗主義という病『法廷に立つ科学』
科学者も法律家も仮説からスタートする。しかし、法廷と科学の世界はそれぞれがまったく異なった伝統を代表していて、科学による真実の追求と…more
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読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』
本書『眠っているとき、脳では凄いことが起きている: 眠りと夢と記憶の秘密』はその書名通り、眠っている時に脳で起こっていることを解き明…more
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『第三帝国の愛人』アメリカ大使一家が見た、ナチスの暗い真実
2015年11月24日何かが根本的に変わってしまい、引き返す事が出来なくなる事態に至ったことが、遍く理解されるときというのは、その時代に生きる人々にとって…more
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『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』日本冒険界の奇書中の奇書
ノンフィクションの醍醐味は「事実は小説より奇なり」を地で行く部分だと思う。小説は作家が人工的に創ったものだからどうしてもきれいな形で…more
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『殺人犯との対話』人は人をなぜ殺すのか
2015年11月20日本書では北村孝紘、松永太、角田美代子など平成の凶悪殺人事件の主犯10人に迫っている。凶悪という言葉がかすむほど、彼らの犯行は理不尽で…more
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『よく眠るための科学が教える10の秘密』眠くならない睡眠本
2015年11月19日人生の3分の1を占めているにもかかわらず、睡眠について知らないことはたくさんある。快眠の秘訣から楽しい夢を見る方法に至るまで、多様な…more
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『ペルシア王は天ぷらがお好き?』言語学から見る食の歴史には、驚きがいっぱい!
天ぷらの語源がポルトガル語の「調理」を意味する「tempero」だとされることは、今日では多くの人の知るべきところであろう。しかし、…more