HONZ記事
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『主夫になろうよ!』偏見をぶち破る
2015年4月10日"主夫になりたいと思ったことがある。思ったものの、主夫はあまりにも謎めいた存在であり、踏ん切りがつかなかった。あまりにも母数が少なく…more
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場所愛、ありますか?『オフ・ザ・マップ』
自称「独立国家」、飛び地、消滅した国々、廃墟、立ち入り禁止区域……。一見、本書はそうした曰くつきの場所を世界中から集めた「珍スポット…more
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私とともに在る人と 『漢方水先案内 医学の東へ』を読んで――客員レビュー by 上橋 菜穂子
2015年4月8日読み始めたとたん強烈にひき込まれて、貪るように読んでしまう本というのがあるものですが、津田篤太郎先生の『漢方水先案内――医学の東へ』…more
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『コカイン ゼロゼロゼロ』あまりにも凄惨な現実
ミゲル・アンヘル・フェリックス・ガジャルド、通称〈エル・バドリーノ〉はメキシコで「コカインの帝王」と崇められた男だ。今も〈エル・バド…more
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『「音大卒」は武器になる』 ピアニストを撃つな!
2015年4月7日西部開拓時代のアメリカの酒場には、ケンカ騒ぎの殺し合いからピアニストを守るために、「ピアニストを撃たないでください」と貼り紙がしてあ…more
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『つくし世代』それな!
昨年からライブやフェスへよく行くようになり、そこで知り合った一回りくらい下の世代(20代前半)の人たちと接する機会が増えている。いま…more
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さらに積み上げよ!『サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊』
2015年4月5日専門家陣の本のセレクションを通して各分野のサイエンス・ノンフィクションを知ることのできる本書。サイエンス・ノンフィクションを巡る旅を…more
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『ナチスと精神分析官』ナチ気質という未解決問題
2015年4月3日第二次世界大戦が終わってから70年近くが経つにもかかわらず、いまだナチスというのは悪のレベルを推し量る一つの「ものさし」である。狂信…more
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『人類五〇万年の闘い マラリア全史』 100万人の命を奪う殺し屋
本書は、恐るべきマラリアと人類の50万年にも及ぶ闘いの記録である。本書を読めば、人類が築きあげてきた歴史がいかにマラリアに影響を受け…more
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嵐の時代が生んだ、奇跡の人間賛歌『園芸家の一年』
2015年4月1日反ファシズム的作品を多く発表していたカレルは脅迫を受けながらも祖国で生きる道を選び、亡命しなかった。そして世を去った翌年、ナチス・ド…more
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『解放老人』認知症を前向きに見つめる
一般的にネガティブなイメージで語られることの多い、認知症。そこに前向きな視点を見い出そうとするのが本書である。キャリア30年を超す名…more
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時代に相応しいやり方で、生活と思い出を守る『遺品整理士という仕事』
遺品整理士という仕事をご存じだろうか。彼らは民間資格を有したプロフェッショナルである。遺族の気持ちに寄り添いながら遺品整理を管理する…more