おすすめ本レビュー
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『黒い海 船は突然深海へ消えた』船はなぜ沈没したのか、その真実とは
2023年5月22日海難事故といえば古くはタイタニック号事件、最近だと韓国のセウォル号沈没事故を覚えている人も多いだろう。この船には多くの修学旅行生が乗…more
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『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』
本書は、軍事・経済・生活に欠かせない戦略物資、半導体をめぐる国家や企業の攻防をいきいきと描いたノンフィクションだ。半導体業界の興亡を…more
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『ルポ ゲーム条例』報道の最前線は地方にある
2023年5月12日日本は「課題先進国」と言われるが、この言葉はいささか焦点がぼやけている。なぜなら、国の課題や社会のひずみは、まず地方にこそ現れるから…more
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『アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち』誰の心の中にも、フロンティアがある
2023年5月8日2023年3月、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地としてエスコンフィールド北海道が開業したことは多くの人に知られているとこ…more
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『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』書けなくなった批評家を救ったもの
ひさしぶりに会った知人の変貌ぶりにショックを受けることがある。本書を書店で見かけた時の驚きもそれに近い。表紙の男性と著者名が一瞬つな…more
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『理数探究の考え方』「理数探究」は先の人生で必ず活きる!
2023年5月4日今から3年前、2020年度から全国の高校で選択科目「理数探究」が新設された。生徒が問題意識を持ちオリジナルな解決策を探るという新しい…more
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『津久井やまゆり園「優生テロ事件」、その深層とその後』異常な犯罪者は異常な社会から生まれる
読むのにとても時間がかかったのは、著者が巨大な問いと格闘しているからかもしれない。戦後最悪ともされる凶悪事件を通して、私たちの社会の…more
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『失くした「言葉」を取り戻すまで 脳梗塞で左脳の1/4が壊れた私』家族一丸で取り組む前向き闘病記
2023年4月28日清水ちなみは1987年に『週刊文春』で始まった「おじさん改造講座」というコラムの著者である。会社という閉じた世界に棲息する「おじさん…more
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『サーカスの子』は驚きに満ちた私ノンフィクションだ!
2023年4月27日サーカス、これほど多彩なイメージを喚起する言葉はないのではないか。明るく陽気で楽しいという印象がまず浮かぶ。しかし、それを追いかける…more
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『欲望の見つけ方 お金・恋愛・キャリア』あなたが何かを欲しいと思う気持ちは、本当にあなた自身の欲望なのか?
人間は欲望で動いている。年収1000万になりたい。タワーマンションで快適な暮らしをしたい。早めに結婚して平和な家庭をつくりたい……。…more
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言語で国境を越える『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話』
私は本が持つ「熱量」に惹かれる。著者がどうしても書き残したかったものや、誰かに伝えたかったこと、自分にしか出来ないことなどを、汗かき…more
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今週のいただきもの:2023年4月16日週
2023年4月22日先日、三つ葉をたくさんいただきました。お正月や雛祭りに欠かせない食材ですが、三つ葉だけをたくさん食べることってなかなか無いですよね。…more
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『香川にモスクができるまで』在日ムスリムの素顔
2023年4月15日香川にモスクができるまで 作者: 岡内大三出版社: 晶文社発売日: 2023/1/26 読書に付箋は欠かせない。知らなかったこと、驚…more