おすすめ本レビュー
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火山が大噴火したら地球の寒冷化が始まる!『気候変動と「日本人」20万年史』
2023年1月11日地球科学には「過去は未来を解く鍵」と言うフレーズがある。過去に起きた現象を詳しく分析し、その中で働いているメカニズムを明らかにし「物…more
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「最近あいつヤバそうだ感」を出そう! 『聞く技術 聞いてもらう技術』
2023年1月10日この本は面白かった。専門知と世間知の間で葛藤する臨床心理士の「現代版赤ひげ先生」が、自慢のヒゲを撫でながら捻りだした一冊だ。わかりや…more
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『黒い海 』 海の『エルピス』調査報道が明らかにする未解決事件の「真実」
2023年1月5日興奮冷めやらぬままこれを書いている。すごいノンフィクションを読んだ。大晦日に読み始め、気がついたら年が明けていた。この本は読み始めた…more
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『なぜ、この芸人は売れ続けるのか?』に成功の秘訣を学ぶ
2022年12月27日売れ続ける芸人、25人について、芸能記者・中西正男48歳が縦横無尽に書き尽くした。大阪を中心に活動する中西なので、ほとんどが大阪の、…more
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数多の「健康で、長生きする」実践的なメソッドが全部まとまった一冊──『科学的エビデンスにもとづく 100歳まで健康に生きるための25のメソッド』
2022年12月25日近年、栄養環境の改善や医療技術の進歩によって人間はより長く生きることができるようになった。ただ、ほとんどの人が望んでいるのは、「長く…more
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『国商』権力と一体化した男の実像
政商という言葉はあるが、国商は聞いたことがない。 政商とは、時の権力と結託して特別な利益を貪る商人のこと。国商はさしずめ国家と一体化…more
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『ザ・パターン・シーカー──自閉症がいかに人類の発明を促したか』 if-and-then思考とハイパー・システマイザー
エジソンやビル・ゲイツもそうなのだという。あるいは、ピアニストのグレン・グールドや、バスケットボール選手のコービー・ブライアントも。…more
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『オスとは何で、メスとは何か?』性は多様で当たり前
男と女のあいだには、深くて暗い河があるという。それは真っ赤な嘘だった。 男と女、広く生物でいえばオスとメスは、独立して存在しているわ…more
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『ボーダー 移民と難民』私たちの内なる境界を考える
2022年12月14日本が好きで良かったことのひとつは、読むたびに自分がいかにものを知らないかを思い知らされることかもしれない。読めば読むほど、無知を痛感…more
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今週のいただきもの:2022年12月4日週
2022年12月13日微妙に余った冷蔵庫の野菜を消費したい時、私が作るのは韓国料理です。葉物野菜はさっと茹でて、ごま油、塩、すりおろしたにんにく、白ごまで…more
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『語学の天才まで1億光年』混沌と放浪の中での語学学習術
2022年12月4日高野秀行さんの著作を最初に読んだのは30年以上前のことだ。『幻の怪獣・ムベンベを追え』という怪しげな本を書店で見つけ、この「早稲田大…more
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『無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記』『カーザ・ヴェルディ 世界一ユニークな音楽家のための高齢者施設』終の棲家は自分で選ぶ
2022年12月3日人が死ぬということは世の中から消えることなんだ、と本当に納得できるようになったのはここ最近のことだ。自分の人生の先が見えてきたからだ…more
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『笑い神』漫才とは何か。笑いとは何か。
徒手空拳、という言葉がある。手に何も持たず、身ひとつで何かにのぞむことを指す。 漫才は文字どおり徒手空拳の芸だ。サンパチマイクの前で…more
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『ゼレンスキーの素顔 真の英雄か危険なポピュリストか』
2022年2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの全面侵攻は世界を震撼させた。侵攻以前からロシアはウクライナ国境付近に軍を集…more