おすすめ本レビュー
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『LIMITLESS 超加速学習』学習を始める前に無用な考えを徹底的に排除する
2021年6月12日多くの人が意外に思うかも知れないが、超加速学習には良質のインプットとしての読書が最善かつ不可欠である、と著者は説く。「1日10分でも…more
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『中世ヨーロッパ ファクトとフィクション』「暗黒時代」という神話はなぜ生き残ってきたのか
「中世ヨーロッパ」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。「疫病と飢饉」、「魔女狩り」、「異端審問」……。代表的なものを挙げたが、いずれ…more
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ざっかけない変態料理人の本 『おいしいものでできている』
2021年6月9日本書は、東京・八重洲の超人気南インド料理店「エリックサウス」の創業者が、ド定番の「おいしいもの」を一品ずつ語っていく本だ。目次をみる…more
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『闇の盾』伝説のトラブルシューターの回想録
"型破りな人物のノンフィクションには時々お目にかかるが、本書は極めつきではないだろうか。著者は「日本リスクコントロール」という危機管…more
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『沙林 偽りの王国』オウム事件を描いたノンフィクションノベル
本書は九州大学医学部衛生学教室教授、沢井直尚の視点で、オウム真理教の一連の事件を時系列で俯瞰したノンフィクションノベルである。松本サ…more
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『警視庁科学捜査官』平成から令和に渡る捜査現場のリアル
著者はドラマなどでお馴染みの桜田門にある警視庁科学捜査研究所(科捜研)の係長時代、地下鉄サリン事件の緊急鑑定に携わることになる。鑑定…more
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『予測不能の時代』体の動きで心を変える、心の動きで組織を変える
2021年6月4日本書は前著『データの見えざる手』でデータを活用し、人間社会のさまざまな法則を明らかにした矢野和男氏が、「予測不能な世界の中で幸せに生…more
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『保身 積水ハウス、クーデターの深層』変われないこの国を描く骨太の経済ルポ
そのクーデターが起きたのは、2018年1月24日のことだった。住宅メーカーのリーディングカンパニー積水ハウスの取締役会で、会長職にあ…more
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『なりすまし 正気と狂気を揺るがす、精神病院潜入実験』難病との闘いを経て暴く 「伝説の実験」に潜む真実
2021年5月29日著者はローゼンハンの偉業を取材し始めたが、調査すればするほど疑問がわいてくる。データの改竄が発覚し科学的根拠が揺らぎ始めるのだ。さら…more
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『ダチョウはアホだが役に立つ』ダチョウ博士はお金儲けが上手!
2021年5月28日ダチョウの並外れた免疫力によって生成された抗体を処方した製品がある。医療関係者を始めアメリカ陸軍などでも利用されているこのマスクは、…more
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そうだったのか! 新しい知識を得る快感ここにあり『西暦一〇〇〇年 グローバリゼーションの誕生 』
2021年5月27日本を読む楽しみはいくつもあるが、全く知らなかった知識を得るのは最大の醍醐味だ。こ一般的にグローバリゼーションといえば、15世紀中頃の…more
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『文芸ピープル』言葉の壁を越える日本文学
ここ数年、日本の女性作家が英語圏で注目を集めている。本書は、大学で教鞭をとるかたわら翻訳も手がける著者が、日本文学の英訳に携わる「文…more
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「買う」が当たり前になっているあなたへ贈る『ギフトエコノミー 買わない暮らしのつくり方』
2021年5月25日"コロナ禍でステイ・ホーム時間が増えるなか、断捨離をしたという人は少なくないと思います。最初の緊急事態宣言から1年が経ちましたが、物…more
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『くらしのための料理学』「手を抜く」のではなく「力を抜く」
2021年5月24日土井善晴さんが「家庭料理を作る人々」へ向けて発信し続けてきたメッセージを、体系立てて学ぶことができる「テキスト」が本書だ。『くらしの…more