おすすめ本レビュー
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『2050年のメディア』ジャーナリズムの変化は足元から
2019年11月10日本書はこの四半世紀くらいの間、ネットの力によってどのようにメディアが変貌を遂げたのかという歴史を綴ったものである。なかでも中心的に描…more
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DNA鑑定とFACT 『DNA鑑定 犯罪捜査から新種発見、日本人の起源まで』
2019年11月9日本書は、著者が手がけてきたDNA鑑定の事例を紹介するだけでなく、「DNA」「染色体」「遺伝子」「ゲノム」といった言葉の使い分け方など…more
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『海峡に立つ 泥と血の我が半生』生臭い社会を駆け抜けた「フィクサー」の半生
"戦後最大の経済事件といわれる「イトマン事件」で逮捕された許永中が自身の半生を綴った自伝である。 許永中が語る戦後からバブル期まで…more
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ジャレド・ダイアモンドが導き出す、危機の枠組み──『危機と人類』
2019年11月8日『銃・病原菌・鉄』で一世を風靡したジャレド・ダイアモンドの最新刊がこの『危機と人類』である。主に七カ国を対象として、それぞれの国が陥…more
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『AI以後 変貌するテクノロジーの危機と希望』AIが突きつける「人間とは何か?」という根源的な問い
2019年11月4日本書は、AI以降の新しい世界の展望について、4人の異なる分野の世界的知性のインタビューを一冊にまとめたものである。more
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『ガール・コード プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話』ギークな女子高校生2人の痛快サクセスストーリー
米ニューヨークで別々の学校に通っていた2人は、女子高校生向けのプログラミング講座「Girls Who Code」で出会う。Girls…more
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『テクノロジー思考 技術の価値を理解するための「現代の教養」』テクノロジーが変革する世界で我々はどう思考すべきなのか
2019年11月3日"「『イノベーションか、死か』『テクノロジーか、死か』そういう時代を今、我々は否応なしに生きている」 こうした書き出しで始まる…more
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『奴隷船の世界史』それは過去完了では語れない、近代そして現代世界の暗部
奴隷制は過去の西洋の暗部でもなければ、過去完了で語られる物語でもない。経済のグローバル化が拡大する今、自分が無自覚に誰かを「奴隷船」…more
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『アインシュタインの旅行日記―日本・パレスチナ・スペイン』天才物理学者が見た日本人と日本文化
2019年11月2日本書は旅行中にアインシュタインが書き残した日記や手紙類をまとめたもので、科学の世界に絶大な影響を与え続けている人物が当時の日本と日本…more
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見えなくても、聞こえなくても、映画を一緒に楽しむ『夢のユニバーサルシアター』
2019年11月1日「見えない」のは、何か力を失った状態ではなく、「視覚に頼らない」という力をもつことでもあるのだと、ここ数年、いろんなご縁のなかで感じ…more
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『地図と読む 現代語訳 信長公記』さらに読みやすくなった”信長の一代記”の現代語訳
著者太田牛一は長寿の人であった。名古屋市北区に生まれ、大阪市中央区で亡くなった。享年86。死因はインフルエンザをこじらせたためだとい…more
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タピオカドリンクがヤクザの資金源に?『教養としてのヤクザ』
「教養」がブームになってひさしい。2010年代の前半から『教養としての○○』というタイトルの本も数えきれないほど発売されている。そん…more
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『実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実』
”広島のマザー・テレサ”の知られざる半生2019年10月28日"「ばっちゃん」をご存知だろうか。中本忠子さん。84歳。広島市の基町アパートを拠点に、40年近くにわたって非行少年たちに無償で手料理…more
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真の教育、オックスフォード大学にあり『教え学ぶ技術 問いをいかに編集するのか』
2019年10月27日オックスフォード大学・苅谷剛彦教授によるチュートリアル(個人授業)の模擬講義。学生に、いかに気づかせ、いかに考えさせるのか。膨大な資…more