おすすめ本レビュー
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『黄金州の殺人鬼 凶悪犯を追いつめた執念の捜査録』連続殺人鬼を追い続けた女性作家の記録
2019年10月3日1976年6月から86年5月まで、カリフォルニア州の各地で50人以上をレイプし、少なくとも13人を殺害、100件以上の強盗を行ったシ…more
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『経済学はどのように世界を歪めたのか』経済学はなぜリーマンショックを予見できなかったのか?
金融界の人が書く経済の本には、余りにも人間や社会の視点が欠けていて、現実の世界に照らし合わせて読むことができないものが多いが、本書は…more
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『国境を越えたスクラム』なぜ彼らは日本代表として戦うのか
2019年10月2日なぜラグビーは観る者の心を熱くするのか。その答えはラグビーが持つ「多様性」にある。ラグビーは代表選手の国籍を問わない。これまで多くの…more
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『史上最恐の人喰い虎――436人を殺害したベンガルトラと伝説のハンター』悲しき猛獣は、なぜ生まれたか?
チャンパーワットの人喰い虎――436人を殺害したとされる雌のベンガルトラの足跡を追い、ジム・コーベットという伝説のハンターとの対決を…more
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『真面目にマリファナの話をしよう』空前のブームの最前線で、いま何が起きているのか
2019年9月28日"「ネットが生まれた時代に居合わせていたら、今ごろIT長者になっていたかもよ」。ある日酒場でそんな会話を耳にした。酔客の戯言ではある…more
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幸福になるためのワンコイン投資(ただし税別) 『逃げろ 生きろ 生きのびろ! 』
2019年9月27日『ガンジス河でバタフライ』のたかのてるこの『生きる』シリーズ第二弾。幸せになるのは何も難しいことじゃない。世界各地で撮影した素晴らし…more
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『思いどおりになんて育たない: 反ペアレンティングの科学』あれこれ子育てに悩んだら、真っ先に読んだらいい
本書は、現在のペアレンティングと呼ばれるものの考え方は、科学的、哲学的、政治的な観点から、そして人の生活という面から根本的に誤りであ…more
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悪に科学で踏み込む──『悪について誰もが知るべき10の事実』
2019年9月25日本書は、人間が行う悪的な行動について、それがどのような原因によって引き起こされるのかを科学的に解き明かしていこうと試みる一冊である…more
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『「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』個人の実感ではなく、データの分析を重視すること
2019年9月24日"本書は実に様々な人生の場面において、どんな要素がどんな影響を生むか、国内外の調査のデータをもとに分析している。人はどこでどうやって…more
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『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』緩くつながり、ときに裏切り、香港で見たアングラ経済の姿
2019年9月21日"2016年に香港の大学に客員教授として所属した著者は、ひとりのタンザニア人、カラマと知り合う。彼は「チョンキンマンションのボス」と…more
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『哲学と宗教全史』読み終えたとき、旅がはじまる
本書では、どのような人物がどんな宗教や哲学を生み出してきたのかを歴史の流れの中で学ぶことができる。今までの歴史本よりも人物にスポット…more
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『生物の中の悪魔』我々の中にもいるかも知れない「マクスウェルの悪魔」
本書に出てくる「悪魔」というのは、宗教やオカルト的な意味での悪魔ではなく、エントロピー増大の法則を破る思考実験上の「マクスウェルの悪…more
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『交通誘導員ヨレヨレ日記』人生の縮図そのものの悲哀
2019年9月16日実態が世間によく知られていない「交通誘導警備員」。今年73歳の著者が体験した「下流老人」の労働現場は切実だ。超高齢化社会に進む現代日…more
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地図帳は、愛玩物であり夜空である 『地図帳の深読み』
2019年9月15日帝国書院の本だ。そう、あの地図帳で有名な出版社である。ほとんどの教科書は捨ててしまったが「地図帳」だけは手元に残しておいた、という方…more