おすすめ本レビュー
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『ことばにできない宇宙のふしぎ』「宇宙と人間」を楽しむ大人の絵本
本書の3年前に出版された同じ作家の『翻訳できない世界のことば』は本当にステキな大人の絵本でした。世界中の言語から、その言語にしかない…more
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『発酵野郎! 世界一のビールを野生酵母でつくる』著者はまちがいなく、ボクを超えるADHDだ
著者はボクがこれまでにお目にかかった経営者のなかで3本指に入る無茶な人だ。ある意味でビル・ゲイツや孫さんを超える。戦国時代から続く伊…more
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『ベストセラー伝説』予想外のヒットを生む、変わらない「ぶれない心」
2019年8月3日ベストセラー伝説 (新潮新書) 作者:本橋 信宏 出版社:新潮社 発売日:2019-06-14 1956年生まれの著者が思い入れのあ…more
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『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』2019年のNo1新書
2019年8月2日本書が2019年ベスト新書になると思う。第二次世界大戦は複数の戦争の集合体だった。日米の太平洋戦争はいうまでもなく、おおまかに分ける…more
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『SHIFT:イノベーションの作法』あたまが自然と動きだす論文集
本論文集にある素晴らしい要素は、「どうすれば、学ぶものが教えるものを超えられるのか」という問いを立て、具体的な解を出していることだ。…more
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『無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争』現実の政治と軍事に即したロボット兵器の未来
2019年7月28日あのビル・ゲイツが2018年の年間ベストブックに選出した本だ。読んでみるしかない。テーマは未来の兵器と戦争。未来といってもすぐそこに…more
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『自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション 』は、生きるヒントの玉手箱だ!
2019年7月27日自分で起業したりフリーランスになった女性たち112人へのインタビュー集。「子どものころの夢は?」、「あなたにとっての成功とは?」、「…more
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『NETFLIX コンテンツ帝国の野望』獰猛な集団がもくろむ「人間の嗜好」の数式化
本書は世界を熱狂させる数々のエンターテインメント作品を手がけてきた同社における、創業当時の物語である。まだストリーミング配信というも…more
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自律型兵器に関する、一般読者向けの最良の道案内となるノンフィクション──『無人の兵団──AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争』
2019年7月25日無人兵器についての一般向けのノンフィクションはこれまでも出ていたが、ようやく最新の政治、技術を踏まえた上で自律型兵器を網羅的に語って…more
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『日本の異国』「共に生きる」とは、どんな社会なのか?
2019年7月24日著者は30代の時に10年間タイのバンコクで「外国人」として暮らした経験があるそうだ。タイは歴史的にも地理的にも外国人を多く受け入れて…more
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思わず二度見してしまう『おならのサイエンス』
おならが出る化学的メカニズム、音がでる物理的メカニズム、食物がおならに変わるまでの生物学的メカニズムまでをも面白おかしく(ただ基本は…more
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『世界の覇権が一気に変わる サイバー完全兵器』水面下で激化する、国家間の新たな戦争
2019年7月20日本書では各国のサイバー攻撃の実態が明かされる。特に高いサイバー攻撃能力を持つ国として挙げられたのが、中国、ロシア、北朝鮮だ。独裁国家…more
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『習慣の力〔新版〕』変えるためのコツは、意外とシンプル
2019年7月19日習慣をコントロールしたくても、なかなかうまくはいかない。でもしくみを知って、ままならないなりに多少抵抗したい。そんな人たちのための一…more
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祝 直木賞受賞!!『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』書店で周りに並べてほしい文楽関係本
ユネスコの無形世界遺産になっている文楽・人形浄瑠璃だが、歌舞伎や落語などに較べて知られているとは言い難い。『渦 妹背山婦女庭訓 魂結…more
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人の可能性をひらく「エイブルシティ」に何を見るか:トランスローカルマガジン『MOMENT』創刊号
2019年7月18日都市計画やまちづくりに関わるシンク&ドゥタンクが出版不況のなか、新たな雑誌を創刊。人の可能性を探求する「〜able(できる)city…more