アート・スポーツ
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『麿赤兒自伝』憂き世 戯れて候ふ
自伝とあるので敷居が高いように思えるが、全くそんなことはない。むしろ本書は、気軽に楽しめる喜劇エンターテインメンだ。喧嘩に明け暮れた…more
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『ドビュッシーはワインを美味にするか? 音楽の心理学』
本書を読んで私がまっさきに思い浮かべたのは、某有名CDショップが使う「NO MUSIC, NO LIFE」(音楽なしじゃ…more
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『どうしても欲しい! 美術品蒐集家たちの執念とあやまちに関する研究』理想の自分に近づきたくて
2017年11月6日本書は、古美術品の私的コレクションを築き上げた人々の動機と自己認識について分析した一冊である。著者は美術品犯罪研究の専門としてアメリ…more
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『この椅子が一番!』ゆったりと座るか、それともただ眺めるか
椅子に一家言を持つ人というのは意外に多い。デザイナー、インテリアコーディネーターや家具職人となれば、なおさらのことだろう。本書はそん…more
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『殴られて野球はうまくなる!?』「効き目」があるから、なくならない?
2017年9月24日昔に比べたらはるかに減っているものの、暴力は以前として野球界に生き続けている。本書は立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リ…more
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『PHOTO ARK 動物の箱舟 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト』
写真家のジョエル・サートレイは、ナショナル ジオグラフィックと共に「PHOTO ARK(フォト・アーク)」プロジェクトを立ち上げた。…more
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『芸術・無意識・脳』人の心は、どこまで解明されてきたのか
"「ウィーン1900年」という特異な時代を起点に、本書は芸術と脳科学という二つの側面からのアプローチを通じて、芸術の創造や鑑賞を可能…more
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『無冠、されど至強』影のナンバーワンと呼ばれたサッカー集団
2017年8月30日大文字の歴史で語られることは少ないが、戦後サッカー史で在日朝鮮人のチームは「影の最強チーム」と称された。例えば社会人などで結成された…more
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『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』コンサルティングの終焉
著者は経営戦略コンサルティングの業界で10年間働いた結果、現在のサイエンスベースのコンサルティングは限界を迎えたと述べている。本書で…more
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『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』人生を評価する自分なりのモノサシ
本書では、「経営における美意識」という言葉を、従業員や取引先の心を掴み、ワクワクさせるような「ビジョンの美意識」、道徳や倫理に基づき…more
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小池百合子「ファースト」写真集を買っているのは、どんな人たちか?
2017年7月20日都議選の声が聞こえ始めた6月上旬、我々のもとに「ものすごい隠し球があるらしい」という噂が飛び込んできました。出版業界というのは隠し球…more
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まさに龍ブーム『百龍めぐり 関東編』
"本書は仏像や阿修羅ブームとは一線を画す、龍に特化したガイドブックである。 各寺社は、所在地、最寄り駅からのアクセス、宗派、祭…more
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『せいきの大問題 新股間若衆』 早く元気出して、あの笑顔を見せて
2017年6月15日公の場で「股間」という言葉を連呼するご無礼をお許しいただきたい。ただ何分、この本のテーマが「股間」なのだから仕方がない。できればレビ…more