教養・雑学
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『<映画の見方>がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 』
2017年10月29日"映画をテーマや同時代性など、あらゆる周辺状況を取り除いて画面の中に映っているものだけで論じる映画評論も私は好きだが、そればかりでは…more
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『ウォークス 歩くことの精神史』めくれば、歩きたくなる本
原書のタイトルは「Wanderlust」、旅への渇望という意味を持つ。著者レベッカ・ソルニットの代表作であり、著者自身が旅への渇望を…more
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『この椅子が一番!』ゆったりと座るか、それともただ眺めるか
椅子に一家言を持つ人というのは意外に多い。デザイナー、インテリアコーディネーターや家具職人となれば、なおさらのことだろう。本書はそん…more
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小松の親分ここにあり!『時代とフザケた男~エノケンからAKB48までを笑わせ続ける喜劇人』
往年の、とは言うまい、現役の名コメディアン小松政夫の交遊録だ。よくこれだけの名スターたちとからみあえたものだと感心する。その上、どの…more
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『〆切本2』言い訳する二葉亭四迷、逆ギレするドストエフスキー
2017年10月10日果たして彼らは本当に締め切りに間に合わないのかと勘ぐりたくもなるのだ。作家が締め切りに合わないというのは、もはや伝統芸能ではないのか…more
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きっと本屋を開きたくなる 本ブームの謎に迫った『本の未来を探す旅 ソウル』
韓国の首都ソウルでは、いま空前の本ブームが起きている。「独立書店」と呼ばれる個人開業の書店が週に1軒は生まれ、「独立出版物」と呼ばれ…more
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『日本の15歳はなぜ学力が高いのか?』教育の旅紀行
2017年10月8日ロンドンの貧困地区の中等学校で数学を教えていたイギリス人教師が、学校をめぐる旅に出た・OECD(経済協力開発機構)が実施しているPI…more
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『兵士を救え! マル珍軍事研究』戦場での赤い下着に効果はあるのか?
2017年10月6日軍事サイエンスの分野では、敵を攻撃するだけでなく、味方を守るための研究も熱心に行われている。本書には最新の殺傷兵器に関する研究は出て…more
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『プーチンの国 ある地方都市に暮らす人々の記録』地方にこそ、国の姿がある
"その国の首都のみを見ていては、その国の本当の姿を知ることはできない。これは世界中のどの国にも当てはまる事実であろう。ロシアでもこの…more
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『よしもと血風録 吉本興業社長・大﨑洋物語』
2017年9月23日"吉本興業は芸人さんも社員も、学校の勉強が嫌いだったり不得意だったり、あるいは社会の枠からはみ出してしまったような人間が集まってやっ…more
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『月刊ムー』を読んでいるのは、どんな人たちなのか?
2017年9月20日ここのところ、そんな苦いような酸っぱいような甘いような幼い頃の感動と興奮を思い出さずにはいられない本が次々と出版されています。『ムー…more
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『幻の黒船カレーを追え』酔狂な研究家はイギリスへ旅立った!
2017年9月18日"男の料理の王様といえばカレーだ。市販のルーで簡単に作るところから始まり、ニンニクやショウガ、チョコレートやコーヒーを入れ始め、果て…more
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『性表現規制の文化史』えっちがいけないことなのは何故か
2017年9月13日本書では、「えっちなのはいけないと思います!」という理論が特権階級男性 → 一般男性 → 女性 → そして児童へと展開されていったと…more