医学・心理学
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『健康格差 不平等な世界への挑戦』 Fair society, healthy lives.
スコットランドのグラスゴーの話。その市のなかの、たった数キロしか離れていないふたつの地区は、驚くべき対照を見せている。一方のレンジー…more
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あなたは他者からどう見られているのか──『なぜ心を読みすぎるのか: みきわめと対人関係の心理学』
2017年8月25日人生には対人関係の悩みがつきものである。あの人は自分のことが嫌いなのではないか? あの人は何を考えているのか? など、解釈が難しいケ…more
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『食事のせいで、死なないために もっとも危ない15の死因からあなたを守る、最強の栄養学』
本書『食事のせいで、死なないために』全2巻は、史上最大規模の疫学研究「チャイナ・スタディ」をはじめとする数々の大規模研究や、特定の疾…more
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『子育ての大誤解 重要なのは親じゃない 』「言ってはいけない」真実が示す、親と子の幸福なあり方
2017年8月23日いまでいう「デキ婚」で24歳のときに長男が生まれたのだが、その子が中学に入るくらいからずっと不思議に思っていたことか…more
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親バカ(?)池谷裕二パパの神経科学的な育児日記 『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』
2017年8月21日多くはないけれど、著者とタイトルを見ただけで絶対おもしろいだろうと思える本がある。この本がまさにそれだ。脳科学研究の第一人者であり、…more
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『かくて行動経済学は生まれり』人間は間違える。劇的に、そして規則的に
2017年7月19日行動経済学という概念を生み出したダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキー。本書は2人の足跡を辿りながら、行動経済学という一つの…more
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『医者は患者をこう診ている 10分間の診察で医師が考えていること』
2017年6月18日グレアム・イーストン医師は私の友人なので、以下、いつものように親しみを込めてファーストネームを使わせていただくが、私がグレアムに最初…more
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『平均思考は捨てなさい』 みんなちがって、みんないい
『平均思考は捨てなさい』は、わたしたちの思考がどれほど平均や標準に縛り付けられているか、そしてその呪縛のためにどれほど多くの可能性が…more
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自閉症は増えているのか? 『自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実』
2017年6月1日ひとつの「謎」から話を始めよう。1970年代まで、アメリカにおける自閉症の推定有病率は数千人に1人であった。ところが、1980年代以…more
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『人の心は読めるか?』「どう読むか」の前に、そもそも「読めるのか?」
2017年5月20日一見、読心術の本のような体裁である。だが、タイトルをよく読むと、人の心を「どう読むか」ではなく、そもそも「読めるか?」という視点だと…more
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『発達障害』まずは正しい知識から。
近年、アスペルガーやADHDといった発達障害が注目を集めている。本書の冒頭でも述べられているが、テレビドラマの登場人物でも発達障害を…more
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細胞レベルから健康になる 『テロメア・エフェクト 健康長寿のための最強プログラム』
2017年3月2日「同じ年齢なのにどうしてこうも違うのか」と思うことが少なくない。たとえば同じ60歳でも、Aさんは背筋がピンとしていて、肌には張りがあ…more
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『選択しないという選択 ビッグデータで変わる「自由」のかたち』とはいえ選択は終わらない
予測ショッピングに関する実験結果が本書で明らかにされている。そこで、若者世代が示した傾向は未来への予兆を表しており、Amazon D…more