生物・自然
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美しすぎて、呪われそう!『ときめく貝殻図鑑』最近、「波の音」と暮らしはじめました。
2016年9月15日"化粧角折入、白帯桃色乙女筆、天使の翼、苺楊梅、雪空時鳥、竜宮翁恵比寿、艶芋、日本乙姫心……。読み方は、ケショウツノオリイレ、シロオ…more
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『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』 認知・農業・科学
"わたしたちは孤独だ。どれほど技術を発達させ人口が70億を超えても、現在の地球上にはホモ属に分類される種はサピエンス、つまり現生人類…more
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『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』
2016年9月1日読書の醍醐味の一つは、自分の先入観や固定観念、常識を覆され、視野が拡がり、新しい目で物事を眺められるようになること、いわゆる「目から…more
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『サイボーグ化する動物たち』 生命の操作は人類に何をもたらすか?
"科学の進歩は、地球に生命が誕生して以来の数十億年どこにも見られなかった奇妙な生き物を生み出している。バイオテクノロジーによる遺伝子…more
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家にピッチピチの伊勢エビがやって来た! さあどうする? 『その道のプロに聞く 生きものの飼いかた』
2016年8月6日本書は偶然出会った生きものを楽しく飼う方法を伝授してくれる、ものすごく実用的な本である。昨年紹介した『その道のプロに聞く 生きものの…more
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虫だらけの惑星──『昆虫は最強の生物である: 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略』
本書はそんな昆虫が4億年以上にわたる期間で「どのように進化してきたのか」を記した昆虫の進化史録だ。読了後、道端でセミの死骸を見た時に…more
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『さかなクンの一魚一会』 さかなクンの夢中になる力
"ハコフグ帽子と白衣のいでたちに、甲高い声と大きなジェスチャーで魚の素晴らしさを伝え続けるさかなクンの自叙伝だ。絶滅したと思われてい…more
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『中国 虫の奇聞録』
古来、虫は生き物の総称で、万物が五つの元素からなるとする五行説に従い、中国では全ての生き物が五虫に分類されていた。羽虫(長は鳳凰)、…more
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『ザ・パーフェクト 日本初の恐竜全身骨格発掘記』 完璧な化石をめぐる完璧な物語
北海道むかわ町穂別で日本古生物学史上最大級の発見があったのは2003年4月。それから10年以上が経過した2013年7月17日、日本初…more
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『昆虫は最強の生物である 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略』
2016年7月13日著者が語る進化史は、節足動物にきわめて偏ってはいる。だが、あまりにも多くの進化史が人類や恐竜を含めた脊椎動物中心に語られている現状を…more
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「深海生物テヅルモヅルの謎を追え!系統分類から進化を探る」 分類学に心酔した男の圧倒的成長に迫る
2016年6月17日「テヅルモヅル」という生物をご存知だろうか。体の中心から五本の腕を伸ばし、その各々の腕を枝分かれさせ、まるで触手のようにうねうねと動…more
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あなたの知らない動物の生態 『ざんねんないきもの事典』
2016年6月16日ざんねんないきものとは一生けんめいなのに、どこかざんねんないきものたちのことである。世の中にはものすごく不便そうな体を持っている生き…more
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『恐竜はホタルを見たか』光る生物の進化の歴史
本書を読みすすめていくと上手く著者に手のひらで転がされているのを感じることだろう。ところどころで「なぜ」と疑問を抱く箇所をわざとつく…more
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木は二度生きる 『樹木と木材の図鑑』
2016年6月9日中学2年生の頃に本屋で偶然出会ったのが、荘子だった。「人皆知有用之用 而莫知無用之用也」(荘子 内篇)そこには、人の役に立たないがゆ…more
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奇跡の自然に行ってみた!『「奇跡の自然」の守りかた――三浦半島・小網代の谷から』後編
2016年6月4日自然保護の活動は、立ち上げるよりも続けることのほうが難しい。豊かな自然に恵まれた小網代の谷ですが、それは岸先生や柳瀬さんらの30年に…more