人物
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『紀州のドン・ファン』美女4000人に30億円を貢いだ男
2016年2月、50歳年下の愛人に6000万円相当の金品を盗まれたとして著者はワイドショーの話題になった。週刊誌上でこれまで約400…more
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『ロレンスがいたアラビア』
ロレンスがいたアラビアには、他にもロレンスと同じような境遇の尖った若者がいたのだ。アメリカ人イェール(スタンダード・オイルの情報員)…more
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『ロレンスがいたアラビア (上、下巻)』サイクス=ピコ協定からバルフォア宣言まで
1918年、トーマス・エドワード・ロレンス大佐はバッキンガム宮殿に呼び出される。ジョージ五世は笑顔で「贈り物があるんだよ」と語りかけ…more
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『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』あの事件の真相が語られる?!
ノンフィクション作家の梯久美子が『死の棘』のヒロイン、島尾ミホに興味を持ったのは浜辺に立つ一人の老女、ミホの写真を見たことによる。彼…more
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『最高機密エージェント』10億ドルのスパイと呼ばれた男
時は1980年代前半、ソ連の最高機密文書をアメリカに提供しつづけた男がいた。「10億ドルの(価値ある)スパイ」とアメリカ政府の中枢か…more
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『堤清二 罪と業 最後の「告白」』堤家の愛憎の深さに背筋が震える大宅賞受賞作
私は堤清二が作り上げたセゾン文化の恩恵にあずかった世代だ。音楽、ファッション、美術と、清二のおかげで知ったことは数知れない。だが同時…more
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『〆切本』あの大作家は書かないのか、書けないのか
2016年9月2日〆切は確かに守らなければならないのかもしれない。大学人だった森博嗣は〆切にルーズな出版業界を「かなりの非常識」と指摘する。吉村昭のよ…more
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右でも左でもない。リアリストが問う国防論『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』
"2001年に海上自衛隊に特別警備隊という部隊が創設されるまで、自衛隊に特殊部隊は存在しなかったという。特別警備隊はある事件を端緒に…more
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『自然が答えを持っている』大村智をもっと知りたい!
本書は、ノーベル賞受賞講演「自然が答えを持っている」を含めた、大村智先生のエッセイ集である。研究以外のいろんな側面、例えば絵画との出…more
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「とと姉ちゃん」のモチーフ 『「暮しの手帖」とわたし』
2016年8月15日毎朝ご覧の方も多い、NHK朝の連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』。そのヒロイン、小橋常子のモチーフになったのが、戦後の暮らしを明るくし、…more
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『さかなクンの一魚一会』 さかなクンの夢中になる力
"ハコフグ帽子と白衣のいでたちに、甲高い声と大きなジェスチャーで魚の素晴らしさを伝え続けるさかなクンの自叙伝だ。絶滅したと思われてい…more
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ダウントン・アビーよりすごい? 波瀾万丈の群像劇『評伝 ウィリアム・モリス』
2016年7月27日"モリスの業績を一言で述べるのは難しい。詩人、作家、美術工芸家、社会主義者……。62年の生涯で「10人分の仕事をした」と言われるモリ…more
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『一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート』常識を嗤い続けた男
2016年7月10日1989年、日本人がやり投げで「幻の世界記録」である87メートル68センチを投げたことを覚えている人はいるだろうか。「疑惑の再計測」…more
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『秘録 CIAの対テロ戦争 アルカイダからイスラム国まで』元CIA副長官の回想
本書はCIAの元副長官、長官代理を歴任したマイケル・モレルの回想録だ。ページ数はざっと300ページほどで軽いタッチで描かれた作品に思…more