サイエンス
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『遺伝子‐親密なる人類史』から考える人類の未来
2018年2月6日『遺伝子-親密なる人類史-』、タイトルのとおり遺伝子についての本である。遺伝子といえばもちろん生命科学の分野なのであるが、この本の内…more
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『ビジュアル 進化の記録: ダーウィンたちの見た世界』
本書は、歴史を変えたダーウィンの進化論を(ほぼ同じ時期にウォレスも自然淘汰という考えに辿り着いた)、美しい200枚以上の写真(視覚)…more
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『偉大なる宇宙の物語 なぜ私たちはここにいるのか?』
2018年1月28日本書は、素粒子物理学の「標準模型」——その名のとおり、現時点でのスタンダードなモデル——がどのようにしてできあがったかを詳細に綴った…more
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我らが ”サピエンス観” 崩壊!『ゲノムが語る人類全史』
2018年1月27日ゲノム解析は人類の進化についての概念を変えた。ネアンデルタール人との交雑、第三の人類の発見、人種など存在しない、文化と進化の相互作用…more
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『時計の科学 人と時間の5000年の歴史』時計と時間のズレた関係
"時計の精度向上は、生活を徐々に変える通奏低音となり、私たちの時間への価値観を変えた。時計がズレたり、間違って困ることはほとんどなく…more
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『我々はなぜ我々だけなのか』 人類はアジアで大いに進化した
2018年1月12日人類進化の大きな流れを概説しながら、かつてのアジアにどれほど多様な古代型人類が存在したかを、最新の研究結果を踏まえながら教えてくれる…more
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核兵器よりもたちが悪い『人類史上最強 ナノ兵器』
2017年12月26日昆虫サイズの超小型ロボ兵器ナノボットによる毒殺攻撃。まるでSFのような話だが、SFのような世界はそう遠くない将来に実現化しそうだ。ナ…more
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あなたがたった今、これを読んでいるという途方もないありえなさ──『生命進化の偉大なる奇跡』
2017年12月25日本書『生命進化の偉大なる奇跡』はイギリスの解剖学者・人類学者であるアリス・ロバーツによる、人類進化の中でも特に解剖学・発生学を中心と…more
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言葉の解釈をめぐる、解決困難な諸問題──『自動人形の城: 人工知能の意図理解をめぐる物語』
2017年12月18日"本書は、数学的原理に裏打ちされた傑作ファンタジィである『白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険』、その続篇『精霊の箱…more
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オスはみーんな、二重人格?『歌う鳥のキモチ』小鳥のびっくり私生活
鳥類の90%以上は一夫一妻制といわれている。ところがじつは、一夫一妻の種でも1回の繁殖で産む卵の父親がすべて同じとは限らない。クロツ…more
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『サルは大西洋を渡った──奇跡的な航海が生んだ進化史』 大海原という障壁を越えて進出する生物たち
本書が挑んでいる問題は、世界における生物の不連続分布である。世界地図と各地に生息する生物を思い浮かべてほしい。大西洋を挟んで、サルは…more
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『幻の惑星ヴァルカン』 それはいかにして「発見」され、いかにして葬り去られたのか
2017年11月10日ヴァルカンはその生い立ちからして冥王星とは異なっている。というのも、そもそもそんな星は存在すらしていなかったからだ。では、存在しない…more
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『ヒトラーの原爆開発を阻止せよ! “冬の要塞”ヴェモルク重水工場破壊工作』戦記物では収まらない大作!!
本書は第二次世界大戦のさなか重水をめぐり行われた連合国とナチスとの攻防に脚光を当てた作品だ。舞台はノルウェーのオスロ西方にあるテレ…more
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『食と健康の一億年史』 世界を食べ、食の過去を知り、ヒトの未来を考える
自然人類学を専門とする著者が、未だ見ぬ食を求めて世界中を旅し、ヒトの進化を軸に食の歴史を振り返る一冊だ。急増する人類へのたんぱく質供…more