サイエンス
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『ホーキング、ブラックホールを語る BBCリース講義』
2017年6月25日この本は2016年に放送された歴史あるBBCシリーズレクチャーでホーキングが二回にわたって話した講義録である。BBC科学ニュースの編…more
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二次元世界の住人から、三次元はどう見える?──『フラットランド たくさんの次元のものがたり』
2017年6月21日"フラットランド。そこは二次元の世界。立体は存在しない、いわば紙の上の世界だ。 そんな世界にも住人は存在する。まず女性は直線だ…more
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『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』 「言葉が分かるとはどういうことか」を人工知能から考える
2017年6月17日この新作で、著者はまた新たな挑戦を試みている。ひとつは、その舞台設定。今回の本も物語の形式をとっているが、登場するのは「働きたくない…more
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『人類はなぜ肉食をやめられないのか』250万年の愛と妄想のはてに
2017年6月16日私たちの健康にも、地球環境にも良くない肉食。それでも、いっこうに減る様子はない。それどころか、急速な経済成長をとげる中国やインドなど…more
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『ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム』コンピューターによる文芸批評の時代
2017年5月31日本書『ベストセラーコード』は、タイトルに偽りなく、ベストセラーとなった小説の「売れる法則」をコンピューターで解き明かした一冊だ。それ…more
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『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』 ポナンザの開発者が語る、AI技術のエッセンス
2017年5月27日本書『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』は、AIの研究者自身によるAIの解説本である。チェスと将棋と囲碁を例に取り上げ…more
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『そろそろ、人工知能の真実を話そう』シンギュラリティ仮説の背後にうごめくもの
2017年5月26日2010年代後半に入って、AI(人工知能)ブームの過熱ぶりは凄まじい。とりわけ、 その中核にあるシンギュラリティ(技術的特異…more
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ベストセラーを科学する──『ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム』
本書は、「ベストセラー小説に普遍的な法則は存在するのか?」という問いかけを、独自の判定モデルをつくりあげ検証した著者らによる一冊であ…more
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『バッタを倒しにアフリカへ』ストイックすぎる狂気の博士エッセイ
書店内でいやでも目を引く、虫取り網をかまえこちらを凝視する全身緑色のバッタ男の表紙。キワモノ臭全開の本書だが、この著者はれっきとした…more
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『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』爆笑必死の科学エッセイ いったい彼らは何者か?
2017年5月14日この本を不用意に通勤電車の中で読んではいけない。爆笑必至のサイエンスエッセイなのだ。なんとか笑いを噛み殺しながら読み進めても、どこか…more
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『ダイエットの科学』 ダイエットを始める前に先ず読むべき一冊
2017年5月12日ダイエットは現代人の最大の関心事の一つだ。多くの国で肥満が野火のように広がっていくに連れ、ありとあらゆるダイエット方法が世界中で発明…more
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「生物とは何か」を問い直す──『生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像』
2017年5月5日"前著『巨大ウイルスと第4のドメイン』などで魅力的なウイルス論、入門を書いてきた著者による最新作『生物はウイルスが進化させた』は、「…more
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『クマムシ博士の クマムシへんてこ最強伝説』血を吐くほど観察し続けながらも、ピュアな心を護り抜く
2017年5月4日研究者は、自分の研究対象を愛している者が多い。それが、動物であろうと、植物であろうと、無機物であろうとも。本書を読めば、クマムシ博士…more
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『ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA』 SFを現実に変換する科学集団
1962年10月16日、ソ連が密かに核ミサイルをキューバに設置していることを発見したアメリカ大統領ケネディは、ソ連首相フルシチョフに…more