サイエンス
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『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』受け身であること、それは最高のエンターテイメントである
2017年4月19日「HONZで紹介する本って、どんな基準で選んでいるんですか?」そう聞かれることは結構多いのだが、いつも歯切れの悪い回答になってしまう…more
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『心を操る寄生生物 感情から文化・社会まで』あなたの心を微生物たちはいかに操っているのか?
2017年4月16日寄生生物が個人の心に大きな影響を与えるのならば、集団・社会にも少なからず作用しているのではないか? 本書は「嫌悪」を巡って、このこと…more
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行かなくてもいいくらいに解説されてるけど、やっぱり行きたくなってしまう『国立科学博物館のひみつ 地球館探検編』
2017年4月15日日本を代表する国立科学博物館の地球館をHONZ代表・成毛眞が探検する。面白くないはずがない。熱帯雨林の虫とクモ、ミンククジラの寄生虫…more
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パンデミックの複雑な見取り図『感染源 防御不能のパンデミックを追う』
2017年3月19日『マラリア全史』など感染症をテーマとしたノンフィクションを多数著している科学ジャーナリストの最新作である。内容は疫学、認知科学、進化…more
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凝集と拡散のせめぎ合い──『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』
2017年3月8日本書は深いテーマを掘り下げていく類の本ではないからこれ一冊で全てがOKというわけではないけれども、その代わりに俯瞰的に宇宙の歴史をま…more
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『宇宙はなぜ「暗い」のか?』絵本にして科学推理小説
2017年2月27日優れた科学読み物は大人の絵本である。量子論や分子生物学などの先端科学は、専門用語を理解し、わずかな時間、記憶するだけでも素人にとって…more
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『ささやかな知のロウソク ドーキンス自伝2 科学に捧げた半生』
2017年2月25日世界のトップクラスの有名人がつぎつぎとドーキンスの人生と交錯するさまは、あまりにも眩しく、 クラクラしてしまう。途方もない…more
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『ダメな統計学 悲惨なほど完全なる手引書』で科学の基盤をより確かなものにする
2017年2月22日"世界は数字であふれている。政治家の支持率から健康食品が病気のリスクを下げる確率まで、ニュースや広告を介して、新たな数字が次々とわた…more
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『フンボルトの冒険 自然という<生命の網>の発明』 多事多難な探検と、そこから芽生えたアイデアの数々
偉大な探検家にして傑出した博物学者。壮年の文豪ゲーテに再び情熱の火を点し、その著書によってダーウィンをビーグル号乗船へと促した男。ジ…more
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なぜ薬物依存が減らないのか『ドラッグと分断社会アメリカ 神経科学者が語る「依存」の構造』
確かにコカインやマリファナといった薬物には"依存"はある。だが、世間一般に流布しているイメージは科学的に正確とは言い難いものだ。違法…more
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『ブレイクスルーへの思考』と『つながる脳科学』で知の広大さと深遠さを堪能する
東大の異端児的存在である東京大学先端科学技術研究センター(先端研)に所属する11名の研究者へのインタビュー集だ。「これまでの大学の殻…more
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どこまでを人に任せるべきか──『デジタルアポロ ―月を目指せ 人と機械の挑戦―』
2017年1月28日本書は「人と機械がアポロ計画においてどう役割分担をしたのか(そもそも人に役割はあるのか)」という観点から、計算機開発やエンジニアリン…more
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年末年始は書籍の売上が絶好調! 『サピエンス全史』の勢いが止まらない!?
2017年1月11日"今年も年末年始は書籍の売上げが好調! 幸先良いスタートを切ることができました。2014年~2015年の年末年始はピケティの『21世…more
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世界をより鮮明に理解するために──『ホワット・イズ・ディス? むずかしいことをシンプルに言ってみた』
2017年1月5日すべての人間が一カ所に集まってジャンプしたり、光速に近いボールを投げたらどうなるか? といった現実的にはありえない質問に対して、ユー…more
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むっちゃいけてまっせぇ~ 『マンガ 超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義』
2016年12月25日あの『超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義』がマンガになって超パワーアップ。マンガ化を担当したのは、な…more