サイエンス
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わたしたちの世界は、わたしたち自身だ『生まれながらのサイボーグ: 心・テクノロジー・知能の未来』
2015年7月25日本書は新しいテクノロジーについてを主題とした本ではない。それよりはむしろ、テクノロジーによって我々の心性がどのように拡張され、そこで…more
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『失われてゆく、我々の内なる細菌』 ピロリ菌だって役に立つ?
" 近年の医学の進歩は、人類に多くの幸福をもたらした。1850年のアメリカでは4人に1人の赤ん坊が1歳の誕生日を迎えることができなか…more
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『ゾンビの科学 よみがえりとマインドコントロールの探究』
2015年7月18日本書は〝死〟からの「よみがえり」についても探っていく。一線を越えてしまった科学者や医師たちのただならぬ熱情には圧倒されるだろう(そし…more
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『数学の大統一に挑む』こんな私でも数学を好きになれますか?
果たして、現代数学の概念を私のような文系人間が理解出来るのだろうか。本書を読む1周目、数学の単語についていくのに精一杯であった。「ア…more
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人類の叡智は無限である(ような気がする)『狂気の科学』
タイトルは「科学」となっているが、内容はかなり限定されていて、ほとんどが心理学と医学、すなわちヒトを対象にした研究である。『奇態な実…more
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『その<脳科学>にご用心 脳画像で心はわかるのか』
2015年7月7日本書は脳科学を否定するものではない。脳科学や脳画像法の発展は、科学史における(そして現代史における)画期的な出来事であり、その将来が…more
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『できたての地球』が二つの奇跡の謎を解く
2015年7月5日「地球の起源」と「生命の誕生」ーーそれぞれが存分に語られてきているテーマではあるのだが、両者を関連付けながら解明しようとする集団がい…more
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『ネアンデルタール人は私たちと交配した』鏡に映ったもう一つの私たち
2015年7月4日スヴァンテ・ペーボって誰? と思っている、そこのあなた(わたしもだったけど(^_^;))、この名前は覚えておいて損はなさそうだ。彼は…more
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『分子レベルで見た触媒の働き 反応はなぜ速く進むのか』 見えない世界が、未来を変える
2015年7月2日"本書では、触媒を用いた化学反応を「原子・分子のレベルでどうなっているか」を理解することを目指している。前半部分では化学反応を考えて…more
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『ホワット・イフ?』一生懸命お茶をかき混ぜれば、沸騰させることが出来るのか?
2015年6月30日突拍子もない質問や、空想的な疑問に元NASAの研究員が全力で答える。全米NO.1マンガ科学サイトの書籍版『ホワット・イフ?(WHAT…more
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『ネアンデルタール人は私たちと交配した』「ズル」をしないで大逆転した男の一代記
2015年6月27日スウェーデン人の分子古生物学者、スヴァンテ・ペーボ。彼とその仲間たちはネアンデルタール人のゲノムを明らかにして、私たちホモ・サピエン…more
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『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』文明再起動マニュアル
2015年6月25日一旦失われてしまった文明は復興できるのだろうか? できるとしたら、どうやって? 本書は書名である『この世界が消えたあとの科学文明のつ…more
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『ホワット・イフ? 野球のボールを光速で投げたらどうなるか』
2015年6月23日「すべての人間が一カ所に集まってジャンプしたらどうなるか?」など、ふと気になっても、「いや、そんなことはありえない」と、うっちゃって…more
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『宇宙を創るダークマター』 この世はダークでできている
2015年6月22日"本書はダークマターの専門家であるミシガン大学教授の著者キャサリン・フリースが、科学者達がこの100年間どのように競い合いながら宇宙…more
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『人工知能 人類最悪にして最後の発明』
2015年6月19日2014年末に『タイム』誌は、AIによる人類滅亡を論じる重要な識者5人を選んだ。ホーキングやマスクと並んでそこに挙げられたのが、本書…more