
青木 薫
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『時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙』
2021年12月3日そのグリーンの最新作である本書『時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙』は、彼が満を持して踏み込んだ新領域であり、英語圏で…more
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『絶滅魚クニマスの発見』を読む 第4回:「この種」から何を学ぶか
2021年10月27日山梨県西湖でクニマスが生きていることがわかった。でも、わーい、よかったよかった、チャンチャン、では話は終わりません。さあ、ここから先…more
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『絶滅魚クニマスの発見』を読む 第3回:絶滅魚クニマスの発見に至る道
2021年10月26日"田沢湖で生まれたクニマスは絶滅しました。あれれ、ほんとに絶滅しちゃったの? 絶滅した魚が「発見」されるってどういうこと? と思いま…more
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『絶滅魚クニマスの発見』を読む 第2回:クニマス絶滅の背景
2021年10月25日辰子とクニマスの棲まう田沢湖のある秋田県仙北地方は、今でこそ美しい水田が広がるあきたこまちの一大産地になっていますが、歴史的には飢饉…more
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『絶滅魚クニマスの発見』を読む 第1回:クニマスという魚
2021年10月24日『絶滅魚クニマスの発見 私たちは「この種」から何を学ぶか』というタイトルを見て、わたしの最初の反応は、「クニマスっていったら、さかな…more
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『コード・ガールズ 日独の暗号を解き明かした女性たち』を読む
2021年8月22日本書は、近年明らかになった資料と、そんな本人たちへのたんねんな取材にもとづき、第二次世界大戦の趨勢を大きく替えたコード・ガールズの活…more
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『アルツハイマー征服』圧倒的な取材力と筆力で読ませるサイエンス・ノンフィクション!
2021年1月10日本書には、日米欧の多彩な登場人物が、丹念な取材にもとづいて生き生きと描き出されています。下山さんの念頭には、欧米の一流ライターが到達…more
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『サーストン万華鏡』を読む ウィリアム・サーストンの世界
2020年12月3日ここにご紹介する『サーストン万華鏡 人と数学の未来を見つめて』は、サーストンの数学観や、数学と社会との関わりについての彼の考えに迫る…more
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サミュエル・バトラー『エレホン』を読む 反ダイバーシティと反シンギュラリティの世界
バトラーの『エレホン』は、SFのはしりとも言われるらしいのですが、奇妙な力で現代人の心に波を立て、脳みそに負荷をかける、特異な作品だ…more
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『量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語』量子物理学に今、革命が起ころうとしている
2016年9月23日本書の魅力は、難解きわまりないことで悪名高い量子物理学が、ぐっと身近に感じられることだろう。量子物理学という分野は、一般にはきっとこ…more
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『タングステンおじさん』化学にのめり込んだ、少年時代のオリバー・サックス
2016年9月1日母方のおじである「タングステンおじさん」の手ほどきを得て、オリバーは化学の世界に踏み込みます。やりはじめたらとことんやる、やりすぎる…more
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『数学者たちの楽園 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち』サイモンシンは”ET”の通訳だった
2016年5月27日正直、驚きました。アメリカのアニメ、それも毒気たっぷりの『ザ・シンプソンズ』だというのですから。たしかに、欧米の科学者に『ザ・シンプ…more
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『コネクトーム 脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか』
2015年11月18日本書は神経科学の新領域・コネクトミクスを、広く一般の読者に紹介するものである。21世紀は、「脳の世紀」と言われることもある。宇宙でも…more
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『ネアンデルタール人は私たちと交配した』鏡に映ったもう一つの私たち
2015年7月4日スヴァンテ・ペーボって誰? と思っている、そこのあなた(わたしもだったけど(^_^;))、この名前は覚えておいて損はなさそうだ。彼は…more