サイエンス
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ペペロンチーノを科学する世紀の奇書『男のパスタ道』は「いきの構造」にならぶ(かもしれない)名著である
こんどはペペロンチーノで本を一冊である。さすがにこんどは、ペペロンチーノのレシピを27も紹介する、という愚を犯しはしていない。美味し…more
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『「科学者の楽園」をつくった男 大河内正敏と理化学研究所』 殿様がつくった夢舞台
本書は、「科学者の楽園」とまで呼ばれた理化学研究所の誕生から、理研コンツェルンの発展、そして戦後のGHQによる解体までを追いかける。…more
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著者インタビュー『生命誕生』 中沢 弘基氏
2014年6月4日本書は、生命の発生と進化の「壮大なドラマ」を、物理的必然性と全地球、46億年の時空を見渡す21世紀の新しい自然観を踏まえて解き明かし…more
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『地球進化 46億年の物語』 生物と鉱物の共進化
著者は地球進化の長大な歴史を、鉱物の進化と生物の進化との密接な結びつき、鉱物圏と生物圏の共進化という概念を中心に物語っていく。地球を…more
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『同期する世界』 ここにも あそこにも
2014年5月29日"複数の振り子時計を並べると、“振り子”同士が申し合わせたかの様に歩調を合わせるようになる。「ホイヘンスの原理」である。 1665…more
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『排泄物と文明』うんちのうんちく
約70億の人類は約4億トン近いウンコを、家畜(ニワトリ約190億、ブタ約10億、ウシ約14億、ヒツジとヤギ約18億)は控えめに見積も…more
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『エピジェネティクス』見た目や性質は、氏か育ちか、だけじゃない?
2014年5月23日HONZ内で「これを読んでいないと、まるで話についていけない本」というのが存在する。中でも特に話題に上るのが、岩波科学ライブラリー『…more
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『京都大学人気講義 サイエンスの発想法』世界に誇れる名講義
2014年5月19日感動を飛び越してショックだ。こんな面白い講義をリアルタイムで受けている京大生には、同じ大学生として嫉妬全開である。まあ、受験生時代の…more
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天才数学者の青春 『定理が生まれる 天才数学者の思索と生活』
2014年5月4日数学のノーベル賞と言われる「フィールズ賞」を受賞した天才数学者による、定理を証明するまでの舞台裏と日常――この本の内容を一言でいうと…more
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新説!ストーンヘンジ――ランドスケープ考古学
2014年5月3日数々の憶測に彩られてきたストーンヘンジ。21世紀になって、ランドスケープ考古学という新しいアプローチで、大きな成果が得られているよう…more
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『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 - 断層を乗り越えるための技法
保守とかリベラルとか、その手の話題とは願わくば一線を引きたいと思っていたし、あまり深入りせずに真ん中あたりをうろちょろしていると思わ…more
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感電するアート 『オーラ!? 不思議なキルリアン写真の世界』
2014年4月21日キルリアン写真というものを、ご存知だろうか?今から約80年ほど前の1930年代に、旧ソビエト連邦で発明された不思議な写真のことである…more
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『〈生きた化石〉生命40億年史』by 出口 治明
2014年4月15日名作、「生命40億年全史」「地球46億年全史」の著者が、太古の昔から姿も変えずいまなお生き残っている生物を対象に、「いかにして生き…more
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捏造を知るにはこれを読め!
『背信の科学者たち』の緊急再版を訴える⇒再販が決定しました!『背信の科学者たち』、この刺激的なタイトルの本が出版されたのは四半世紀前。1988年のことである。かけだし研究者であったころにこの本…more