社会
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『ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA』 SFを現実に変換する科学集団
1962年10月16日、ソ連が密かに核ミサイルをキューバに設置していることを発見したアメリカ大統領ケネディは、ソ連首相フルシチョフに…more
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『覗くモーテル観察日誌』屋根裏からの先駆的性科学研究報告
"よその家の生活は気になるものだ。スーパーマーケットの買い物かごの中身や捨てたゴミの種類など、芭蕉ではないけれど「隣は何をする人ぞ」…more
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みんな”フベンエキ”に生きようぜ!とは思うものの、『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? ~不便益という発想』って、なんぼなんでもタイトル長すぎるやろ
2017年4月14日不便益と書いてフベンエキ、聞き慣れない言葉である。便をしなかったら益がある、という話ではない。あたりまえか。便利は益をもたらすが、「…more
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『日本ノンフィクション史 ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで 』 虚構と現実の境界
日本ノンフィクション史 – ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで (中公新書) 作者:武田 徹 出版社:中…more
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シリア内戦の実情──『シリアからの叫び』
2017年4月5日いったい、シリアで何が起こっているのか。そもそもなぜこのような戦争が起きてしまったのか。そこで暮らす人々は何を考えているのか。本書は…more
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『われらの子ども 米国における機会格差の拡大』 危機にあるアメリカン・ドリーム
2017年3月31日"アメリカン・ドリーム。それは、大志を抱く者が自らの実力ひとつでのしあがっていくサクセス・ストーリーである。しかしじつは、そんなアメ…more
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『発達障害』まずは正しい知識から。
近年、アスペルガーやADHDといった発達障害が注目を集めている。本書の冒頭でも述べられているが、テレビドラマの登場人物でも発達障害を…more
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『消えゆく「限界大学」 私立大学定員割れの構造』差し迫る「2018年問題」、直前対策は?
大学入試センター試験の改革が着々と進んでいる。次の中学3年生が高校3年生になるタイミングであり、もう間近である。高校も大学も塾も、そ…more
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『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』 ドリームのないアメリカ
2017年3月22日2016年6月に出版された原書はアメリカでベストセラーとなり、世界中で高い評価を受けた。英エコノミストは「2016年に出版された本の…more
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『ヒルビリー・エレジー』取り残された街のため息が、トランプを大統領に押し上げた
2017年3月21日ヒルビリーの住む街の空気が私的な角度から可視化されていくにつれ、トランプがなぜ選挙中にあのようなメッセージを発し続けたのかーーその文…more
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まいったかっ!大阪にはこんなおもろい大学あるんやぞ『教えて! 学長先生-近大学長「常識破りの大学解体新書」』
今をときめく近大、近畿大学の本である。関西圏以外で近大の知名度と評価はどれくらいなのだろう。しかし、いまや、いくつもの指標で、押しも…more
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『ゼロデイ』国家主導型サイバー攻撃の実態
2017年3月15日国家主導型サイバー攻撃の威力を最初に世界に知らしめたのはアメリカとイスラエル。2009年末にサイバー兵器「スタックスネット」を使い、…more
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『子どもの死を祈る親たち』魂の叫びは届くのか!
2017年3月5日"本書は子育て論ではない。押川の仕事は、目の前にいる瀕死の状態にある本人と家族に対して、医者のように治療を模索し回復を手助けすること…more
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『兵士に聞け 最終章』ついに完結する「兵士シリーズ」
ノンフィクション作家、杉山隆男の代表作といえば「兵士シリーズ」だろう。このシリーズは国防と言う重大な任務を背負いながら、国民にあまり…more
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『フィリピンパブ嬢の社会学』学問を踏み越えて、愛する人とともに
2017年2月27日本書は、在日フィリピン女性の生活を研究するうちに、フィリピンパブで働くホステスとデキてしまった青年が、その実態を赤裸々に描いたユニー…more