世界史
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『中国の「一帯一路」構想の真相』を知る上で不可欠なガイド本
習近平総書記が乾坤一擲で推進する政策がどのような意図でかつどのように進められているかを現場からのルポタージュという形式で描写している…more
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あなたは「神」を信じますか? 『科学者はなぜ神を信じるのか』
あなたは、創造主としての神を信じるだろうか。素粒子論を専門とする一流の理論物理学者にしてカトリック教会の助祭でもある三田一郎先生によ…more
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『酒の起源―最古のワイン、ビール、アルコール飲料を探す旅』「食」から人類の歩みを知る
酒をテーマに選ぶ研究者や編集者たちは、酒に酩酊効果だけではない、アートを感じ取っているからかもしれない。タイトルがおしゃれというだけ…more
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名著『大旅行記』の5巻を読んでみた!
2018年7月13日14世紀、21歳のイブン・バットゥータは、巡礼とイスラーム法の研究のため、現在のモロッコを旅立ち、30年間におよび、北アフリカ、中東…more
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『政治の衰退 上 フランス革命から民主主義の未来へ』 民主主義は政府運営を非効率にするのか?
2018年7月2日著者フランシス・フクヤマは『政治の起源』で、人類誕生以前からフランス革命までの歴史を振り返りながら、「国家」、「法の支配」、「政府の…more
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『ゲッベルスと私 ナチ宣伝相秘書の独白』
2018年6月21日ドイツ、オーストリアを始め世界各地でポピュリズム、排外主義の動きが不穏な高まりを見せている。人権と民主主義を軽んじる政治的指導者が名…more
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『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』 比べることで歴史の”なぜ”に答えを出す
2018年6月12日歴史に“もし”はない。もし奴隷制がなければアフリカはもっと経済発展を遂げただろうか、もしイギリス統治がなければインドの識字率はもっと…more
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『馬・車輪・言語』 ステップを駆けたライダーたちがこの世界にもたらしたもの
2018年5月30日インド・ヨーロッパ語族の拡散は大航海時代以降に加速している。だがじつは、すでに紀元前400年の時点でも、その語族はアジアやヨーロッパ…more
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『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』本が宝物だったころ イタリアの山村、モンテレッジォの物語
ツイードジャケットは英国製よりもイタリア製のほうが好きだ。柔らかく、シワになりやすいが、肌に馴染んで、なによりも色合いが美しい。本書…more
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『教養としての「ローマ史」の読み方』再編の時代を生きるために必要な英知が詰まった1冊。
書の著者は『帝国を魅せる剣闘士』、『愛欲のローマ史』などの著述や漫画家ヤマザキマリがナビゲータを務めたBSフジの番組『ローマ街道物語…more
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『ニュルンベルク合流「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源』にはノンフィクションを読む喜びの全てが詰め込まれている
本書は、フランク、ラウターパクト、レムキン、さらには著者の祖父であるレオン・ブフホルツの人生を軸としている。ナチ指導者、2人の著名な…more
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『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』面白い本を読んだら、誰かと話したい!
幅広い選書と奥深い視点で、早くも話題になっている『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』。先日、東京堂書店 神田神保町店で…more
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『聖書の成り立ちを語る都市:フェニキアからローマまで』
世界で一番読まれている本は、おそらく聖書だろう。本書は古代オリエント世界で栄えた都市を旅しながら、歴史が聖書にどのような影響を与え…more
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『秘録イスラエル特殊部隊〜中東戦記1948〜2014』でイスラエルの裏面史が見えてくる
2018年4月13日1948年の独立以来、イスラエルの特殊部隊が関わった作戦の数々を時系列で微細に入り伝えるノンフィクション。空港での人質奪還、中東戦争…more