栗下 直也
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『日本の「中国人」社会』在日中国人が映し出す 日本の課題と可能性
2019年3月9日"本書に登場する中国人の職業や来日した理由はさまざまだ。通販会社の社長から会社員、マッサージ師、行政書士、アニメの声優、大学生まで多…more
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『共犯者 編集者のたくらみ』「志」より「部数」を重視、あの編集者の仕事術
2019年1月26日徳間書店や幻冬舎にてエンターテインメント系小説でヒットを連発。今や大家となった浅田次郎に初めて単行本を書かせた男だ。帯には幻冬舎社長…more
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『陸軍と厠』もし、あなたが戦場で便意をもよおしたら
2019年1月10日戦場は危機に満ちている。いつ敵の襲撃があるかわからない。やるかやられるか。だが、危機は敵だけではない。過酷な環境下、自らの体調を崩す…more
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『地面師』積水ハウスはなぜ55億円を騙し取られたのか
2016年10月、東京・新橋の歓楽街の一角。資産家の女性の白骨遺体が発見された。自宅と隣家のせまい隙間に、うつぶせに倒れていた。これ…more
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『青線』かつて存在した非合法売春地帯を歩く
2018年11月20日非合法の売春地帯「青線」はかつて日本に広く存在した。現状はさまざまだ。すでに旧観を失った街もあれば、細々と営業を続けている街もある。…more
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『こころ傷んでたえがたき日に』村上春樹もそこにいた
2018年9月25日国分寺の書店主。かつて書店の斜向かいでジャズ喫茶を営む若い夫婦がいた。書店主と夫婦は同年代ということもあり、3年にわたり親交を深めた…more
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『甲子園に挑んだ監督たち』まるでスポ根!金足農業はかつて雪で鍛えた
2018年8月21日8人の監督を取り上げるが、タイムリーな人選としては今大会に旋風を巻き起こしている金足農業の元監督の嶋崎久美。20日に初の決勝進出を決…more
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『全告白 後妻業の女』67歳で婚活、狙いは寂しい高齢者
2018年7月10日事件は、2013年12月に死亡した京都の筧勇夫さん(75歳)から、青酸化合物が検出されたことから全てが始まる。警察が妻の千佐子の周辺…more
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『不合理だらけの日本スポーツ界』日大タックル問題はなぜ防げなかったのか
"日大タックル問題が米国では起こりえない、指導者が間違っても起こそうと思わないことが本書を読むとわかる。厳罰が処せられるため、あまり…more
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『巨人ファンはどこへ行ったのか?』あの頃、みんな、ジャイアンツが好きだった
2018年4月20日巨人ファンでなければ人にあらずのような時代から、巨人ファンというのが少し気恥ずかしい時代を経て、巨人に無関心な人が大半になった。果た…more
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『ルポ 中国「潜入バイト」日記』絶望もなければ希望もない
我々は中国をどこまで知っているのか。メディアにすり込まれたステレオタイプな中国人像で語ってないだろうか。上海の寿司屋、反日ドラマの日…more
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『ラーメンを科学する』つけ麺はなぜ「ぬるい」のか
2018年2月20日あのラーメン店に行列ができるのも、飲み会の帰りにラーメンを食べたくなるのも理由があるのだ。本書はその理由に科学の力で迫った一冊だ。「…more
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月1億8000万円稼いだ『ストリップの帝王』の栄枯盛衰
1970年代はストリップは本格的なブームが到来する前夜。インターネットなどもちろんなく、女性の裸に飢えた男どもを惹きつけていた。ショ…more
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大きいことはいいことか?『巨乳の誕生』
2017年12月20日"大きいことは、いいことだ。 高度経済成長期、チョコレートのCMでこのフレーズが流行ったのを年配の人は覚えているかもしれない。…more
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『どん底名人』最後の無頼派棋士の栄光と転落
2017年11月20日名人4期、碁聖6期、タイトル獲得数35。「最後の無頼派」と呼ばれた囲碁棋士である依田紀基氏の自伝だ。ギャンブルで借金を背負い、家族が…more