栗下 直也
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『全員死刑』父も母も兄も弟も死刑確定
2017年11月10日2010年11月に刊行された『我が一家全員死刑』(コアマガジン、後にコア新書で再刊)は衝撃的な一冊であった。「人は見た目が9割」なら…more
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『〆切本2』言い訳する二葉亭四迷、逆ギレするドストエフスキー
2017年10月10日果たして彼らは本当に締め切りに間に合わないのかと勘ぐりたくもなるのだ。作家が締め切りに合わないというのは、もはや伝統芸能ではないのか…more
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性欲は関係ない?『男が痴漢になる理由』
2017年9月20日痴漢加害者は痴漢行為によって性的興奮を得ていると考えがちだ。ところが、著者が勤務するクリニックでは痴漢加害者の内、行為に及んでいる時…more
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『無冠、されど至強』影のナンバーワンと呼ばれたサッカー集団
2017年8月30日大文字の歴史で語られることは少ないが、戦後サッカー史で在日朝鮮人のチームは「影の最強チーム」と称された。例えば社会人などで結成された…more
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『文春にバレない密会の方法』サラリーマンの護身術
2017年7月10日「文春にバレない」。政治家も芸能人もアスリートも、ことごとくバレてしまっている今、「文春にバレない」は「誰にも知られない」と同義だろ…more
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『会社苦いかしょっぱいか 社長と社員の日本文化史』通勤電車は今も昔も地獄
2017年6月30日高度経済成長期は窓ガラスが割れ、けが人も続出した通勤電車。車内で靴をなすくすほどの混雑ぶりに靴の貸し出しサービスを始める駅も。戦後の…more
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『全国版 あの日のエロ本自販機探訪記』失われる光景を求めて
2017年5月10日誰だって、気になるではないか。そもそもエロ自販機は誰が設置し、どのように本を仕入れ、誰が買うのか。気にはなるが、くだらなすぎて誰もが…more
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『豪腕 使い捨てされる15億ドルの商品』
2017年4月12日"肘の靱帯再建であるトミー・ジョン手術。野球好き以外には聞き慣れない言葉かも知れないが、ダルビッシュ有や松坂大輔、古くは村田兆治など…more
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『無冠の男』マグロを釣らない松方弘樹
2017年3月30日松方弘樹と聞けば「多くの女性との浮き名を流した二世俳優」との印象が強い。もしくはマグロ釣りが好きな人か。亡くなったときのワイドショー…more
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『紀州のドン・ファン』美女4000人に30億円を貢いだ男
2016年2月、50歳年下の愛人に6000万円相当の金品を盗まれたとして著者はワイドショーの話題になった。週刊誌上でこれまで約400…more
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『仁義の報復』腹心を惨殺された元ヤクザの親分が語る、埼玉愛犬家殺人事件の真実
2017年1月20日"この事件で特筆すべきは、被害者の4人の中にヤクザがいたことである。本書は腹心の子分を殺されたヤクザの元親分・高田耀山の回想記である…more
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『全裸監督 村西とおる伝』真珠湾でAVを撮ったビジネスマン
2016年12月28日安倍晋三首相が28日に米・ハワイの真珠湾を訪問した。当初は、今回が現職首相として初の真珠湾訪問とされていたが、吉田茂、鳩山一郎、岸信…more
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『みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議』オマンが欲しければロマンをちょうだい
2016年10月21日女性を口説くには「ロマンの押し売りも必要」との話から男女間ではロマンとオマンの交換劇が繰り広げられていると盛り上がる二人。「オマンが…more
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『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』特ダネを連発できるワケ
2016年9月30日なぜ文春がスクープで快走できるのか。週刊文春の元記者による20年の取材生活をまとめた本書を読むと、鮮やかなスクープは地べたを這いずり…more
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『〆切本』あの大作家は書かないのか、書けないのか
2016年9月2日〆切は確かに守らなければならないのかもしれない。大学人だった森博嗣は〆切にルーズな出版業界を「かなりの非常識」と指摘する。吉村昭のよ…more