HONZ記事
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『捕食者 全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼』何百時間もの取材を基に未解決事件の犯人に迫る
2021年9月18日本書は米国における今世紀最初の「シリアルキラー」による連続殺人事件を追ったノンフィクションだ。その事件は、1件の殺人を除いてすべてが…more
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『印税稼いで三十年』キャリア30年、著書40冊!職業作家のサバイバル営業方法
2021年9月17日小説家という仕事は書いた物語が商品になると認められて初めて金になる。“食えない” “食うのがやっと” “稼げる”という三種類の小説家…more
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”素人にこんなオモロイ本を書かれたら困るがな” 的な医学エンタメ『人体大全』
2021年9月16日この本、まず何しろ面白い。それだけでなくて、わたしのような医学研究者にとっても、知らないことが多くて勉強になった。著者はいったい何者…more
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地球温暖化問題を考えるヒント『地球の未来のため僕が決断したこと』
地球温暖化対策では、「石炭火力発電所撤廃」や「EV・水素車の普及」があたかも万能な対応策のように語られがちだが、実はそれらの定量イン…more
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本は道楽。『読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』。
2021年9月12日読書も書評も執筆も、みんな道楽である。いまこそ、この道楽に溺れようではないか! 進化生物学者にして、全国を「統計高座」で飛び回る。書…more
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今週のいただきもの:2021年9月5日週
2021年9月11日子どもの頃は苦手だったけれど、今は食べられる、むしろ好きなものってありますよね。私はインゲンがそうなのですが、オイル蒸しで食べること…more
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『ランニング王国を生きる 文化人類学者がエチオピアで走りながら考えたこと』一緒に走りながら考えたマラソン王国繁栄の秘密
"本書の著者は、英国の人類学者で、自らもフルマラソンを2時間20分で走るランナーだ。彼は、ランニング王国エチオピアに1年3カ月にわた…more
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『死者の告白』憑霊体験をめぐるノンフィクション
"本書には、にわかには信じがたい現象が書かれている。科学を信奉する人からすれば、納得できない内容かもしれない。 なにしろこれは、東…more
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科学的に甘えさせてくれる本 『生物学的に、しょうがない!』
2021年9月9日本書は、生物学や遺伝子学的に「人が悩んでもしょうがないこと」が51個紹介された本だ。悩みを手離してもよし、自分の得意を見出して個性を…more
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『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』主観の調和
2021年9月7日そして本書の著者は、『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞を受賞した川内有緒。全盲の美術鑑賞者、白鳥健二さんと一緒に展示会をめぐ…more
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『早く絶版になってほしい #駄言辞典』滅びるべき駄言の存在は社会の成長の証でもある
2021年9月4日ページをめくると、いかにもありそうな駄言のオンパレード。いくつかを紹介しよう。「女性ならではの感性」「美人すぎる○○」「リケジョ」「…more
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『ジェンダーと脳──性別を超える脳の多様性』 女性的な特徴と男性的な特徴が入り混じったモザイク
著者が自らの考え方を一変させることになったのは、ひとつの実験を知ったからだという。ラトガーズ大学の研究者によるその実験では、メスとオ…more
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今週のいただきもの:2021年8月22日週
2021年8月28日近所の推しスーパーでパクチーが手軽に買えるので、我が家の冷蔵物にはいつもパクチーがあります(テトラパックに葉だけ入っていて便利)。パ…more