HONZ記事
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『哲学と宗教全史』を買ったのは、どういう人たちなのか?
2019年9月24日"『哲学と宗教全史』がじわじわと売れています。 本体価格2,400円、分厚い!という印象のある本ながら、多くの方に手にとられ感動を…more
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今週のいただきもの:2019年9月15日週
2019年9月23日先週末はウラジオストクへ行ってきました。フライト時間は成田から2時間半ほどなので、韓国や台湾へ行く感覚で旅行できちゃいます。電子ビザ…more
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『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』緩くつながり、ときに裏切り、香港で見たアングラ経済の姿
2019年9月21日"2016年に香港の大学に客員教授として所属した著者は、ひとりのタンザニア人、カラマと知り合う。彼は「チョンキンマンションのボス」と…more
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『哲学と宗教全史』読み終えたとき、旅がはじまる
本書では、どのような人物がどんな宗教や哲学を生み出してきたのかを歴史の流れの中で学ぶことができる。今までの歴史本よりも人物にスポット…more
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『生物の中の悪魔』我々の中にもいるかも知れない「マクスウェルの悪魔」
本書に出てくる「悪魔」というのは、宗教やオカルト的な意味での悪魔ではなく、エントロピー増大の法則を破る思考実験上の「マクスウェルの悪…more
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『交通誘導員ヨレヨレ日記』人生の縮図そのものの悲哀
2019年9月16日実態が世間によく知られていない「交通誘導警備員」。今年73歳の著者が体験した「下流老人」の労働現場は切実だ。超高齢化社会に進む現代日…more
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地図帳は、愛玩物であり夜空である 『地図帳の深読み』
2019年9月15日帝国書院の本だ。そう、あの地図帳で有名な出版社である。ほとんどの教科書は捨ててしまったが「地図帳」だけは手元に残しておいた、という方…more
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今週のいただきもの:2019年9月8日週
2019年9月14日パクチー(タイ語)は、コリアンダー(英語)やシャンツァイ(中国語)とも言いますが、どの呼び方も日本で定着していますね。カメムシとよく…more
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これが実話だなんて!『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件』
"ロンドンの王立学院に通う20歳の音大生が、あの大英自然史博物館から、死んだ鳥の羽を盗んだ――なぜ、前途有望な若者が300羽近い鳥の…more
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『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』日本型雇用慣行は、なぜこれほどまでに変わらないのか
いったんでき上がった社会の仕組みは、社会のコンセンサスがなければ決して変わらない。そして、その前提となるのは透明性と公開性であり、こ…more
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『暴力と不平等の人類史: 戦争・革命・崩壊・疫病』平等は破壊の後にやってくる
ものすごい本だ。まずはページ数。索引と原注だけで141ページ。本文582ページ。重い。次は帯。「核戦争なき平等化はありえるか?」とい…more
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『韓国 内なる分断: 葛藤する政治、疲弊する国民』これを読まずに韓国政治を語ってはいけない
「韓国の現代政治史」をコンパクトにまとめた本だと理解した。立場は中立にして冷静。これを読まずに韓国政治について語ってはいけないと思…more
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『月下の犯罪』名門一族の秘められた罪をめぐる極私的ノンフィクション
1945年3月24日の晩、オーストリア国境近くの村レヒニッツにあるバッチャーニ家の居城で、ナチとその軍属のためのパーティーが開かれて…more