HONZ記事
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 未来は彼らの手の中にある!
2019年9月9日本書は、「ぼく」が「元底辺中学校」を選んでから1年半の出来事を、母である著者が飾らない言葉でまとめた本である。だが、事実の列挙に終わ…more
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今週のいただきもの:2019年9月1日週
2019年9月7日9月に入った途端に涼しくなったと思ったら、昨日はまた夏のような日差しでしたね。これだけ気温の差が激しいと、体調を崩しがちです。もし風…more
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『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』誘惑に勝てないのは意志が弱いせいじゃない
スティーブ・ジョブズは自分の子供たちにiPadを使わせていなかった――彼はその影響力をもって世界中に自社のテクノロジーを広める一方で…more
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『ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する』この宇宙を作ったのは神か? それとも科学者か?
本書は実験室で宇宙を作るというゴールからの逆算でさまざまな理論が紹介されるため、宇宙科学の最前線が驚くほど容易に理解できる。また、さ…more
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時間とはいったいなんなのか?──『時間は存在しない』
2019年9月5日日本でも彼が提唱者の一人である「ループ量子重力理論」の解説をした『すごい物理学講義』が売れているが、本書はそのループ量子重力理論から…more
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『人類の意識を変えた20世紀 アインシュタインからスーパーマリオ、ポストモダンまで』
"歴史が未来を映し出す鏡であるなら、20世紀は私たちに何を見せてくれるだろう? 本書はとくに人類の意識・精神が、この激動の世紀にどの…more
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「性」を選んで生きるということ~桜木紫乃の『緋の河』、モデルは同郷のカルーセル麻紀だ
パイオニアはすべからく苦悶するのだろう、「明日にならねば、開かぬ扉がある」と。『緋の河』は、ニューハーフの新時代を切り開いたカルーセ…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を買ったのは、どういう人たちなのか?
発売前のゲラを読んだ読み手がこぞって絶賛し、話題になった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(長いタイトルなので、『ぼくイ…more
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『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』 不都合な真実から目を背ける人たち
具体的な数字やデータを示してもダメ。明晰な論理で説いてもムダ。そんなとき、あなたはきっとこう思ってしまうのではないか。「事実はなぜ人…more
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今週のいただきもの:2019年8月25日週
2019年8月31日だいぶ暑さが和らいできましたね。個人的にこの夏は、冷汁にずいぶん助けられました。冷汁の歴史は長く、鎌倉時代の『鎌倉管領家記録』に登場…more
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『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』世界の裏社会から見えてくる、犯罪者の思考と人間の深い業
本書は著者が取材した殺し屋や売春婦、ドラッグディーラーやジャンキーなどといった裏社会に生きる人々が、何を考えて犯罪という道を選び、行…more
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『生物学キーワード事典 生きものの「なぜ」を考える』ネット検索では得られない”大人の絵本”の知的大冒険
2019年8月30日生物学はまさに産業のフロンティアであり、自分の健康だけでなく投資するときにも必要となる知識なのだ。最新の生物学を再学習しようとするな…more
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セミが最期に見ているのは?『生き物の死にざま』
2019年8月29日夏の風物詩であるセミファイナル。虫嫌いの私にとっては恐怖でしかない現象のひとつである。セミファイナルといっても一般的に使われるse…more