HONZ記事
-
『絶海――英国船ウェイジャー号の地獄』訳者あとがき
2024年4月23日本書『絶海――英国船ウェイジャー号の地獄』は、2023年にダブルデイ社から刊行されたデイヴィッド・グランのノンフィクション、The …more
-
『津波―暴威の歴史と防災の科学』国際語「Tunami」の歴史と減災を知る好著!
2024年4月22日「Tunami」は英語の辞書にも載っている数少ない日本語起源の国際語である。本書は津波に関する歴史的な逸話を、最先端の研究成果をもと…more
-
『評伝クリスチャン・ラッセン』なぜ日本で人気なのか
2024年4月19日まだ学生だった頃の話である。その日、山手線のある駅で待ちぼうけを食っていた。ふと周りをみるとギャラリーがある。ガラス張りで見通しがき…more
-
『異常殺人 科学捜査官が追い詰めたシリアルきらーたち』「黄金州の殺人鬼」を追い詰めたCSI捜査官の捜査記録
本書に記載されている調査によると、現在アメリカ国内で活動中の連続殺人犯の数は2000人ほどだという。その多くは孤立者でもなければ社会…more
-
『Mine! 私たちを支配する「所有」のルール』現代社会の所有概念とは?
「私のもの!」という感情が私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか。本書を読むと、何気なく過ごしていた日常が全く異なって見える。「座…more
-
『私がしたことは殺人ですか?』25年の時を超え、もう一度「尊厳死」を問う
2024年3月5日、京都地裁はALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に関する嘱託殺人及び別の殺人罪に問われた医師、大久保愉一被告に懲…more
-
さようならマーシュ先生 ”残された時間” を大切にお過ごしください
2024年4月10日ヘンリー・マーシュ先生。会ったことのない著者は呼び捨てにするのが習わしだろう。しかし、マーシュ先生の処女作を読んだときから、先生とつ…more
-
『本屋のない人生なんて』本屋だからできることがある
近所に夜中まで開いている小さな本屋がある。開いているといっても、頑張って遅くまで営業しているという感じではない。店先に並べられた雑誌…more
-
あれから10年。『「笑っていいとも!」とその時代』が示す未来。
あれから10年です。 国民的人気番組だった『笑っていいとも!』が約32年間の歴史に幕を閉じた日から、きょう(2024年3月31日)で…more
-
「イノベーションは加速化する」なんてウソや! 『Invention and Innovation : 歴史に学ぶ「未来」のつくり方』
2024年3月27日「やっぱり自分の考えが正しかったんや!」 思わずそう叫びたくなった。 多くはないが、大勢の意見と自分の考えが違っていることがある。気…more
-
『[完訳版]第二次世界大戦 1』英国式「カントリー・ジェントルマン」人生!
2024年3月22日国家がひとりの勇敢な人間によって救われることがある。ウィンストン・チャーチル(1874-1965)は第二次世界大戦中に英国首相となり…more
-
『仲野教授の この座右の銘が効きまっせ!』は、笑って読めてタメになる最高の一冊だ!(← 自己肯定感マックスです)
2024年3月20日まいどお世話になっております、HONZレビュアーの仲野でございます。このたび、『仲野教授の この座右の銘が効く』という本を上梓いたし…more