おすすめ本レビュー
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『休息の科学』科学的な「オフ」のススメ
2022年2月10日良い仕事をするには、頭をフルに使わなければならない。そのためには合間に効果的な休みを入れる工夫も必要だ。ポカンとして頭の活動を完全に…more
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マッチョ系(?)医師の正しき患者道『ぼくとがんの7年』
小児がんを専門としていた松永正訓医師が膀胱がんを患った。攻守逆転、患者となって何を考え、どう行動されたか。名エッセイストでもある松永…more
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『NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来』
本書はNFT(Non-Fungible Token)の特性についてアート・法律・会計・税務など各ジャンルのスペシャリストが解説し、こ…more
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『Invent & Wander ジェフ・ベゾス Collected Writings』はるか彼方を見据える力 ベゾスの思考の本質に迫る
2022年2月5日本書は、ジェフ・ベゾス自らの言葉による初めての本として発売された。 ベゾスといえば、米アマゾンの創業者であり、世界一の資産家としても…more
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『誉田哲也が訊く!警察監修プロフェッショナルの横顔』知られざるプロ集団「チーム五社」とは
他人にホラ話を信じさせるコツは、9割の嘘に1割の真実を混ぜることだという。これが刑事ドラマとなると、そうはいかない。合言葉は「3割の…more
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『怪異猟奇ミステリー全史』老後の楽しみ、永久保存版ブックガイド
私が小学生のとき、と言えば半世紀も前の話になるが、教室には必ず学級文庫があった。本の裏表紙には貸出カードが付いていて、借りた人の名前…more
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『ばらまき 河井夫妻大規模買収事件 全記録』前代未聞の買収事件を総力を挙げて追う!
2022年2月3日発覚は文春砲だった。2019年10月末、週刊文春は7月の参院選広島選挙区を舞台にした公職選挙法違反の記事を掲載した。 初当選した河井…more
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『メルケル 世界一の宰相』『聖子 新宿の文壇BAR「風紋」の女主人』『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』ー彼女たちがいなかったら
2022年2月2日世界経済フォーラムが昨年出した男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数で、日本は156カ国中120位。政治に関してはなんと147位だ。…more
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『大人のいじめ』それはリベラル競争社会の裏の顔
2022年1月31日激辛カレーを無理矢理食べさせる。校内の物置小屋に閉じ込める。プール清掃時に石を投げつけたり泥水をかけたりする。殴る、蹴るは日常茶飯事…more
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『「切り札」山下泰裕は日本柔道界を変革できるか』暴力、隠ぺい、男尊女卑、反面教師の組織論
書名をみて「ん?」と思った。 「切り札?変革できるか?答えはもう出ているのでは……」 首をひねりながら手に取ったのだが、はたせるかな…more
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『最後の角川春樹』角川文化を生み出した “メチャクチャ”な出版人
2022年1月29日文庫ブームの仕掛け人、映画界の風雲児、俳人、宗教家。角川にはいろいろな「顔」がある。近年は、6回の結婚歴や木刀を1日3万回以上も振っ…more
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『ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って』絶滅の鳥、最後の一羽は江戸を旅した?
ドードーという鳥を知っているだろうか。『アリスの不思議な旅』に出てきた変な鳥を思い浮かべる人、あるいは「ドラえもん」で絶滅鳥類として…more
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ここまで来ている脳とAIの関係『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線』と『生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方』をあわせ読み
2022年1月27日脳科学はおもしろい。なにしろ新しい知見がどんどん発表されるし、それを紹介する本も目白押しだ。今回はそんな中から脳と人工知能について書…more
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『スノーボードを生んだ男 ジェイク・バートンの一生』一枚のおもちゃを世界的なスポーツに
雪の上を遊ぶおもちゃの板を、一つのスポーツ、一つのビジネス、一つのカルチャーに育てあげたアメリカ人の自伝である。泥臭く地べたを這いつ…more
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保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020-2021
混乱の記録である。同時にきわめて貴重な記録でもある。人類の歴史に残る新型コロナウイルスとの闘い。その最前線で何が起きていたのかが本書…more