おすすめ本レビュー
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忘れられかけていた女性たちの活躍を蘇らせる一冊──『アニメーションの女王たち ディズニーの世界を変えた女性たちの知られざる物語』
2021年3月5日この『アニメーションの女王たち』は、ディズニー・アニメーションの中で、アートに脚本にと活躍してきたにも関わらず、エンドクレジットに…more
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居場所をどう見つけていくか『悲しみとともにどう生きるか』
"「被害にあった人は、他の人が同じような目にあわないために活動をしている人が多い」ということをよく聞く。 大変な使命を背負わされて…more
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『日本の包茎』作られた「恥ずかしさ」をめぐって
「包茎は恥ずかしい」という感覚はどこから来たものなのだろうか。なぜ包茎は恥ずかしいとされるようになったのだろうか。いや、それ以前に、…more
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科学の真髄ここにあり!?『ヘンな科学”イグノーベル賞” 研究40講』がおもろすぎるぞ。
2021年2月27日「人々を笑わせ考えさせた業績」に与えられる、あのイグ・ノーベル賞。その栄誉ある受賞対象から、40個の特別におもろい研究を選りすぐって…more
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『メンター・チェーン ノーベル賞科学者の師弟の絆』オンライン時代にあえて読みたい「密」な関係の物語
"科学の世界では、濃密な「メンターと弟子」の関係が今も生きている。弟子はメンターから研究テーマへのアプローチ方法などを学ぶだけではな…more
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地図の世界がいまアツい!『地図づくりの現在形』
2021年2月26日読書の楽しみは、煎じ詰めれば、「これまで知らなかったことを知る」ことにある。その喜びは何物にも代えがたい。だから本好きにとって最高の…more
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『サラ金の歴史 消費者金融と日本社会』行間に立ち上る、人々の暮らしの息遣い
2021年2月24日本書は、高度経済成長とともに隆盛を極め、やがて衰退していく歴史を100年遡り、戦前の個人間金融が活発だった頃から紐解く。セイフティネ…more
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『堕ちたバンカー 國重惇史の告白』「住銀を救った男」が銀行を追われた理由に迫る
2021年2月20日著者は國重氏の部屋で銀行時代の辞令をいくつも見つける。そして、本書の最後で國重氏に問いかける。なぜ銀行を離れなければならなかったのか…more
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あの劇場で見た映画が忘れられない…だから『そして映画館はつづく』
2021年2月17日"当たり前にあると思っていたものが、実は”当たり前”ではなく“有り難い”ものだったと、コロナ禍を経て、誰しも何か感じているものがある…more
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『「色のふしぎ」と不思議な社会 2020年代の「色覚」原論』最先端科学で探る、「色」の世界
小学校の教室で健康診断が行われている。順番に並んで身長、体重、座高などを測定し、最後に視力検査。さらにそのあと、変な絵を見せられた。…more
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贋金つくる『薩摩という「ならず者」がいた』
2021年2月15日血と汗だけで明治維新を起こせるのだろうか。改めて当時を振り返ると、カネにまつわるストーリーが見え隠れしてくる。そのなかでも驚くのは、…more
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『パンデミック後の世界 10の教訓』未来を決めるのは新型コロナではない
2021年2月13日本書の著者ファリード・ザカリアは、米CNNの報道番組「Fareed Zakaria GPS」のホスト役を務めている。同時に、ワシント…more
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『首都直下地震と南海トラフ』1000年に一度の「動く大地の時代」の日本列島
2021年2月12日2011年の東日本大震災を契機に、地球科学的に「動く大地の時代」に入った日本列島に生きる我々は、どう対処していくべきなのか?more
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『鬼才』不世出の編集者の知られざる生涯
"「◯◯の天皇」という形容がある。出版界にはかつてこの呼称がぴたりと当てはまる人物がいた。 「新潮社の天皇」、齋藤十一である。齋藤…more