おすすめ本レビュー
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第三次産業革命の根幹資源『レアメタルの地政学』
クリーンエネルギー社会を支える電気自動車やデジタル機器はより多くのレアメタルを必要となる。本書は、今後、私たちの社会にとって重要な資…more
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『建築の東京』東京はどこへ向かうのか、建築から見えてくる未来
2020年6月13日"鴨長明の『方丈記』には、有名な「ゆく川の流れは」の後に、次のようなことが書かれている。美しい都で競い合うように並んでいた建物も昔か…more
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「ひらめき」は作れるか 『芸術的創造は脳のどこから産まれるか?』
2020年6月9日子供から「赤ちゃんはどこから産まれるの?」と訊かれたら、どう答えるだろうか。一般的には「コウノトリが運んでくるんだよ」と答えることに…more
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『患者になった名医たちの選択』に生き方を学ぶ
医師だって人間だ。他の人と同じように患者になる。そうなった時、医学を知っているだけに、いかに病気を受け止めるかは一般の人とは異なって…more
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『ホハレ峠 ダムに沈んだ徳山村百年の軌跡』最後のひとりが語る消えゆく民族史
"岐阜県揖斐郡徳山村のダム建設は1957年(昭和32年)に計画された。村は水没するため、住民は集団移転地と移転補償金を手にした。ダム…more
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『コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画』心ある日本の経営者たちへ、事業再生のプロからの提言
危機は必ず終わり日はまた昇る。危機の時代はリーダーの時代である。そしてリーダーたちの覚悟と行動と働き次第で、日本が30年ぶりの上昇期…more
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AIなんか怖くない(ような気がする)『スマートマシンはこうして思考する』
2020年6月5日自動運転、アルファ碁、IBMのワトソンなど。魔法のように見えるスマートマシンはどのように「思考」しているのだろうか。その開発の歴史を…more
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恐怖のバイオレンス vs 心理サスペンス『人生論 あなたは酢ダコが好きか嫌いか:女二人の手紙のやりとり」
2020年6月4日『九十歳。何がめでたい』の佐藤愛子さんと、発達障害であることを公表しておられる小島慶子さんの往復書簡。内容は、夫婦、世の中、人生。中…more
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『ワイルドサイトをほっつき歩け』愛すべきおっさんたちの愚かで優しい日々
2020年6月3日"どこの国でもそうなのか、諸悪の根源のように言われている巷のおっさんは本当にそんなにひどいのか。 中学生の息子の見た世界、『ぼくは…more
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彼女はいったい何者なのかー。『女帝 小池百合子』
"この2ヶ月間、彼女を見かけない日があっただろうか。テレビや新聞やネットで私たちは毎日のように彼女の姿を目にし、彼女が語る言葉に耳を…more
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戦後初の「甲子園がない年」……だからこそいま考えたい『野球と暴力』
2020年6月1日本書は「暴力」という切り口を通して、野球界の構造問題と、それを踏まえた変革のヒントを提示する一冊だ。夏も中止が決まり、戦後初めて「甲…more
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『天才の考え方 藤井聡太とは何者か?』常人には理解しがたい? 天才棋士たちの思考を覗く
2020年5月30日勝負事にどのような気構えで臨むのか、運やツキを信じるか、自分の「型」にはどこまでこだわるべきか、事前の研究はどのようにすべきか、直感…more
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『人類学とは何か』分けられない人間性に取組む学問として
「他者を真剣に受け取ること」を人類学の第一の原則にすえ、ここから人類学がどのように未来を切り拓いていけるのか、人類学はどうあるべきな…more
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主人公は君だ『2020年6月30日にまたここで会おう』
2019年8月に病のため47歳の若さで亡くなった瀧本哲史さん。彼はずっと若者世代である「君たち」にメッセージを送り続けてきた。『2…more
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『性転師』知られざる性転換ビジネスの裏方
「アテンド業」の実態に迫る"「性転師」とは、性別適合手術を受けるために海外に渡航する人を手助けする「アテンド業」に携わる人々を指す。もちろん正式な職業名ではな…more