おすすめ本レビュー
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『現代経済学の直観的方法』アフターコロナすら見通せる、現代経済学の最良のテキスト
2020年5月2日著者の手法は、難解な概念の核心部分を、大胆なイメージ化によって直観的に理解させるというものだ。ベクトル解析やフーリエ変換といった数学…more
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『両利きの組織をつくる』日本企業の変革を阻む慣性力とそれを打ち破る組織経営論とは
2020年5月1日本書は、『両利きの経営』がベストセラーになった、スタンフォード大学のオライリー教授と、その弟子である組織開発コンサルタントの加藤雅則…more
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弱い心を何度も叱り、金かりに行く『文豪と借金』
文豪と借金というのは切っても切り離せないものなのかもしれない。石川啄木、内田百閒、川端康成など、借金にまつわるエピソードを持つ文豪…more
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『地球に住めなくなる日』まであと?年、絶望するより行動を!
2020年4月27日二酸化炭素による地球の温暖化は確実に進みつつある。「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努…more
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『銀河の片隅で科学夜話』「勉強しない子どもたちにイライラし通しの妻が、この本を読んでとても優しくなったんですよね」(※個人の感想です)
長引く一斉休校。そしていつまで続くかわからない在宅勤務の日々。朝から晩まで顔をあわせる妻と子どもたちの間では、このところ諍いが絶えな…more
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『旅の効用 人はなぜ移動するのか』STAY HOMEのGWは本を読んで、メンタルタイムトラベルする
2015年には全世界でのべ12億人が外国旅行をしたが、これは1950年の48倍に相当する数である。過去に3度の経済危機で海外旅行者は…more
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『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』哲学界の若き天才が提唱、新実在論と倫理資本主義
2020年4月25日現代社会において、ポストモダニズムからポストトゥルース(ポスト真実)が広がり、それがトランプ米大統領誕生やブレグジットに見られるポピ…more
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日本人の人生ってこうなんや『人生の歩みを追跡する』
2007年からおこなわれている「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」、通称「東大社研パネル調査」の報告書。収入、男女間格差…more
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『「間合い」とは何か』日本流ソーシャル・ディスタンスの研究
"いまや「ソーシャル・ディスタンス」という言葉を聞かない日はない。「社会的距離」などと直訳されるけれど、ちょっと芸がないなぁと思う。…more
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『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』
本書の原題は『Willpower Doesn't Work』(「意志力など役に立たない」)である。著者は米国の組織心理学者で、成功す…more
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『ヤクザときどきピアノ』50代ヤクザ専門ライター、憧れのピアノに挑む
2020年4月18日運動でも始めようか、せめて食生活を変えようかと決意して何回目の春を迎えただろうか。実は、腹まわりがここ5年で10センチメートル増えた…more
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『夢の正体 夜の旅を科学する』今こそ、夢を楽しむべき時
2020年4月17日本書は、睡眠と夢の研究史をひもとき、我々の夜の旅の意味と効能を考察し、現実の生活も豊かにせんとするポピュラー・サイエンス本である。著…more
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『忍者学講義』忍者、お主は何者ぞ⁉
2020年4月16日「忍者学」は立派な学問である。三重大学では、伊賀地域を中心とした忍者に関する教育研究を推進し、その成果を広く国内外に発信する国際的な…more
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『クリーンミート』パンデミック防止の救世主!?
クリーンミート 培養肉が世界を変える 作者:ポール・シャピロ 出版社:日経BP 発売日:2020-01-09 従来は、新テクノロジー…more
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『コロナの時代のぼくら』コロナ後の我々は、何を守り、何を捨て、どう生きていくべきなのか?
2020年4月13日本書は、イタリアでコロナウイルスの感染が広がり、死者が急激に増えていった2月下旬から3月下旬に綴られたエッセイである。more