おすすめ本レビュー
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『時間とテクノロジー』時間と空間、主観と客観。アイデンティティーのこれから
2020年1月31日この先の私たちの時間感覚というものは、どのように変わっていくのか? これをテクノロジーという観点から読み解いたのが、佐々木俊尚氏によ…more
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『世界の起源 人類を決定づけた地球の歴史』グローバル経済を左右する地球環境のベースを正しく理解する
2020年1月30日地球上の自然環境がそこに住む人々の生き方を決定する、という考え方がある。「環境決定論」と呼ばれる思想で、四季が織りなす大自然に囲まれ…more
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『本を売る技術』本屋における暗黙知がこの1冊に!
2020年1月29日書店員の仕事にはマニュアルがなく、口伝や仕事を盗んで覚えるしかないと言われてきた。そんな中『本を売る技術』という本が売っていたので買…more
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『得する、徳』は令和の「論語と算盤」だ! ということにしておきたい
HONZきってのヨッパライ男、栗下直也が徳を説く。ええ加減にせんかぁという気がしないでもないが、論理は明晰にして内容は爆笑。あなたも…more
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『21Lessons 21世紀の人類のための21の思考』急速に変化する世界をどう生きる 知の巨人が語る現代の問題21章
2020年1月25日"近年、急速に発展するテクノロジーと科学の進歩は、産業革命を超える社会的変化を私たちに強要しつつある。その変化は産業革命よりもはるか…more
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天邪鬼な人にもオススメできる、酔いどれ栗下直也が説く『得する、徳』
"「徳って何?徳を積めば成功できるの?どうやったら徳を積めるの?」 そんな、栗下さん自身が感じてきたモヤモヤの思考の旅路を、一…more
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『地形の思想史』岬、峠、島、麓、湾、台、半島、地形が生んだ多様な日本
2020年1月18日本書は、高畠通敏の仕事から大きな影響を受けたという著者が、さまざまな場所を歩き、地形と思想の関係を考察した一冊である。目次には、「岬…more
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時系列に沿った「因果の物語」が通じなくなった世の中で生まれた新しい哲学『時間とテクノロジー』
2020年1月17日過去と現在の境目がなくなったとき、私たちには何が起こるのか。著者は”「因果の物語」の終焉”と表しているが、その次に来る「物語」とは何…more
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『片手袋研究入門』路上観察学会を震撼させた未来までを見渡す「考現学」
"手袋とは片方だけ落としやすいものだ。人生で一度も手袋を無くした経験を持たない人は少ないだろう。どんなに高級なものでも、落とすときは…more
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脳科学を日常生活にとりいれる、世界的ベストセラー 『「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる』
2020年1月15日本書は、本国ノルウェーで「彼女こそが脳の脳だ」と評されている、著名な神経科学者が書いた世界的ベストセラー“脳科学本”である。世界21…more
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『ラディカル・マーケット』ラディカルなマーケットが創造する、平等で寛容で成長する社会とは
2020年1月14日市場がその本来の機能を果たしていないなら、市場のルールを作り替える必要がある。今ある市場を新自由主義的に盲信する(市場原理主義)ので…more
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『今、評価され続けているアジアのアート』現代美術の動向
2020年1月7日本書は戦後から現代に至るまでのアジアのアートの動向について、経済を踏まえて俯瞰できる一冊だ。3部構成となっており、第1部は評論家や美…more
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『毒薬の手帖』それはダーティな1920年代アメリカで躍動する鉄人毒物学者二人の泥臭く革新的な功績
たまらなく渋くてカッコいい主人公の紹介から始めたい。表紙の写真左、試験管を持つちょっと神経質そうな男が化学者アレグザンダー・ゲトラー…more
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『百戦錬磨』イッテンヨン・イッテンゴに新日社長の本を読む
2020年1月4日今日1月4日は新日本プロレスにとってお祭りの日だ。毎年イッテンヨンと銘打って東京ドームで試合が行われる。今年はイッテンヨン、イッテ…more
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『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』SDGsを通して見る2030年の世界地図
"著者の落合陽一は、学者、メディアアーティスト、実業家など多くの顔を持ち、「現代の魔法使い」と呼ばれる若手マルチタレントである。30…more