おすすめ本レビュー
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『スモール・スタート あえて小さく始めよう』起業の“小さなきっかけ”はこんなところに!
働き方改革の旗印のもと、多くの企業では長時間労働の見直しや生産性向上に取り組み、時短や在宅での勤務も珍しくなくなった。反対に誰もが…more
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『わたしは不思議の環』 あるいはゲーデルの渦、シンボルのダンス、自己増強する錯覚
ホフスタッターといえば、その前著『ゲーデル、エッシャー、バッハ』があまりにも有名だろう。彼がおよそ40年前に上梓したその処女作は、巧…more
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『中国の「一帯一路」構想の真相』を知る上で不可欠なガイド本
習近平総書記が乾坤一擲で推進する政策がどのような意図でかつどのように進められているかを現場からのルポタージュという形式で描写している…more
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悶絶かわいい! 『子どもの着物大全』
2018年8月13日かわいくてたまらん出版賞受賞決定! と勝手に叫びたくなる「かわいい」のオンパレード。七五三のあの初々しさ、節句の飾りの華やかさ、と日…more
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『ゲンバクと呼ばれた少年』いつだって星を見上げて
2018年8月11日"この『ゲンバクと呼ばれた少年』は、さながらギリシャ神話の最高神ゼウスが人類最初の女性パンドラに与えた箱の中からあふれ出た、戦争、貧…more
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『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』 未来を知らない十二月八日の言葉
2018年8月9日意表を突かれた。企画も内容も構成も、見事という他ない本だ。毎年、終戦の日にむけて様々な本が出版されるが、とりわけ異彩を放つ本である。…more
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ほら、あなたの隣にも! 見てびっくりのサイズ感『リアルサイズ古生物図鑑 古生代編』
2018年8月8日本書は古生物図鑑である。が、これまでの図鑑とは一味違う。とっくの昔に絶滅してしまった古生物たちが現代の私たちの生活シーンにこっそりと…more
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『無脊椎水族館』得体のしれない彼らに会えば、人生が救われる、新しい発見がある!
2018年8月6日世の中では《おじさんひとり水族館》がブームだと宮田は断言する。どうやら疲れた男が向かうのは水族館の暗がりらしい。訪れた先には必ずそん…more
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『エンジェル投資家』人が重要なのではなく、人が全てである
2018年8月5日本書は、アメリカを代表するエンジェル投資家のジェイソン・カラカニスによる、スタートアップ企業への投資のための指南書である。ベンチャー…more
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『自衛隊失格 私が「特殊部隊」を去った理由』完全燃焼を目指した男がぶつかった官僚組織という壁
著者、伊藤祐靖は自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊の「特別警備隊」の創設に携わり、部隊創設後は先任小隊長として技術の向上に努めた人物…more
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あなたは「神」を信じますか? 『科学者はなぜ神を信じるのか』
あなたは、創造主としての神を信じるだろうか。素粒子論を専門とする一流の理論物理学者にしてカトリック教会の助祭でもある三田一郎先生によ…more
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『Bullshit Jobs: A Theory(洋書)』どうでもいい仕事を理論化する
グレーバーが”bullshit job”という言葉を思い付いたのは、カクテルパーティーで自分の仕事について話したがらない人に、一度な…more
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『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける
"2017年夏、東急世田谷線西太子堂近くに開店した本屋の名前は「キャッツミャウブックス」。名前の通り、猫に特化した本屋である。 猫…more
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『酒の起源―最古のワイン、ビール、アルコール飲料を探す旅』「食」から人類の歩みを知る
酒をテーマに選ぶ研究者や編集者たちは、酒に酩酊効果だけではない、アートを感じ取っているからかもしれない。タイトルがおしゃれというだけ…more
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古典文学やベストセラーを統計を通して分析する──『数字が明かす小説の秘密』
2018年7月25日小説を評する、分析するといえば基本的には一人の人間が精読することによってそこで用いられている技法や、他の作品との関連、歴史的な意義な…more