おすすめ本レビュー
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『ウィスコンシン渾身日記』を読んで幸せになろう!
2018年6月27日無名人・白井青子の留学記である。そんなもん誰が読むねん、というのが、とりあえず大多数の人たちにとって率直な感想だろう。ごもっともであ…more
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『進歩 人類の未来が明るい10の理由』悲観に入れ込みすぎないように
2018年6月24日連日ニュースを見ていると、そんなにメンタルの強くない筆者などはすぐ気が滅入ってしまう。ひどい時代に生まれてしまったものだと思わずには…more
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『細菌が人をつくる』糞便移植も効果アリ?! 細菌100兆個の最新知識
うつ病や自閉症などの脳の病気も腸に関係しているという研究が報告されはじめた。過食症や肥満傾向も腸の影響を受けているという研究もある。…more
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『あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠』 数学破壊兵器は知らぬ間にあなたをの運命を決めている
"アメリカのワシントンDCで教師をしていたサラ・ウィソッキーは、突然の解雇通知に驚いた。教師歴はまだ2年と浅かったものの、懸命に仕事…more
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『どもる体』読む人の「しゃべる」を引き出す、触媒のような本
2018年6月21日『目の見えない人は世界をどう見ているのか』、『目の見えないアスリートの身体論』などの著作で知られる伊藤亜紗氏による新作だ。「どもる」…more
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『3000万語の格差 : 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ』3歳までの言語環境に、3つのTで
教育の研究者やジャーナリストが冷静に書いたポップサイエンス、現場で活躍する教育者が熱量を込めて書く啓蒙書のどちらとも一味違う魅力があ…more
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『ロマンで古代史は読み解けない』科学者が古代史を研究するとこうなった!
2018年6月16日古代史=神話というイメージが拭えない。確かにロマンあふれる物語だが、真実ではないだろう。だが日本には『古事記』や『日本書紀』という過…more
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生物から生まれるイノベーション『生物模倣』
2018年6月15日イカの皮膚機能に似た軍事迷彩服の開発、ナマコの硬軟接続を真似したインプラント開発、トカゲ型ロボットなど、奇抜なテクノロジーが本書では…more
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『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』 比べることで歴史の”なぜ”に答えを出す
2018年6月12日歴史に“もし”はない。もし奴隷制がなければアフリカはもっと経済発展を遂げただろうか、もしイギリス統治がなければインドの識字率はもっと…more
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海鮮寿司とは違います 『旅する江戸前鮨』
2018年6月9日本書は、多くの食通たちを心酔させてきた四ツ谷「すし匠」の中澤圭二が、53歳でハワイに進出し地元の魚をつかって一流の鮨を握った記録であ…more
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『プーチンのユートピア 21世紀ロシアとプロパガンダ』プーチン・イリュージョンの裂け目から見えるリアリティー・ショー
近くて遠い国ロシア。プーチンという独裁者によって支配されるこの国は、国際社会において特異な存在感を示してきた。だが、この国で起きてい…more
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『行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000㎞歩いた男との冒険 リアルRPG譚』 絶倫ロバと歩いた3カ月
2018年6月6日春間豪太郎は海外旅行にまったく興味のない青年だった。昼は大学生で、夜は音楽系専門学校を掛け持ちしつつ、バンドでドラムを叩き居酒屋でバ…more
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自然と全力で格闘する科学者たちの姿『生物模倣――自然界に学ぶイノベーションの現場から』
"生物模倣、バイオミミクリーという用語がある。 これは端的にいってしまえばアリやハチが生来持っている、生物が進化の果てに築き上…more
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『宇宙ビジネスの衝撃 21世紀の黄金をめぐる新時代のゴールドラッシュ』
2018年6月1日スペースX、アマゾン、グーグル、フェイスブックといったアメリカのITの巨人達が、次々と宇宙ビジネスに参入している。一般にはNASAの…more
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『ユリイカ 2018年6月号』左脳で楽しむバーフバリ
2018年5月31日いよいよ6月1日から完全版が公開され、ますます盛り上がりを見せるであろう『バーフバリ』。本作を語るあたっては既に、単に面白かったとい…more