おすすめ本レビュー
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『不合理だらけの日本スポーツ界』日大タックル問題はなぜ防げなかったのか
"日大タックル問題が米国では起こりえない、指導者が間違っても起こそうと思わないことが本書を読むとわかる。厳罰が処せられるため、あまり…more
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『馬・車輪・言語』 ステップを駆けたライダーたちがこの世界にもたらしたもの
インド・ヨーロッパ語族の拡散は大航海時代以降に加速している。だがじつは、すでに紀元前400年の時点でも、その語族はアジアやヨーロッパ…more
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目からうろこの対談本『明治維新とは何だったのか』
2018年5月29日歴史というものは、常に勝者が作ってきたものである。勝てば官軍負ければ賊軍という言葉にある通り、戦いに勝った側が自身の正当性を主張する…more
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『経営者 日本経済生き残りをかけた闘い』「伝説の記者」が描いた日本の近代資本主義
「伝説の記者」と呼ばれていた著者は四半世紀にわたり永野塾という早朝勉強会を主宰していた。参加者の多くは若い記者や編集者たちだった。の…more
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『料理人という生き方』破天荒金髪シェフの浪花節人生 ーこの本が、あなたの勇気になりますようにー
2018年5月27日けったいなおっさんである。大阪駅から環状線で一駅目の福島駅近くにある、知る人ぞ知るフレンチレストラン『ミチノ・ル・トゥールビヨン』の…more
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『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』本が宝物だったころ イタリアの山村、モンテレッジォの物語
ツイードジャケットは英国製よりもイタリア製のほうが好きだ。柔らかく、シワになりやすいが、肌に馴染んで、なによりも色合いが美しい。本書…more
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『知ってるつもり -無知の科学』知らないことを知らないと、どうなるか
いざ当たり前に知っているだろうと思っていることを質問されたときに、言葉にする前は自信があったのに、いざ言葉にしようとすると答えに窮す…more
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九歳でロケット、十四歳で核融合炉を作った「天才」──『太陽を創った少年』
彼は核融合炉を作り上げるだけで止まらずに、そこで得た知見と技術を元に兵器を探知するための中性子を利用した(兵器用核分裂物資がコンテナ…more
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『 別冊100分de名著 読書の学校『西遊記』』生きるのが難しい世の中をどう生きていったらいいのか?
2018年5月24日出口さんの『西遊記』の授業は、まず、古典を読むことの意義を解くことから始まる。というとちょっと語弊があるかもしれない。出口さん曰く「…more
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『知の果てへの旅』 ヒトの知に限界はあるのか?
2018年5月22日"人類はいつかこの世の謎の全てを解き明かすのか、それともいつまでも知ることのできない究極の謎が存在するのか。本書は、過去の科学者たち…more
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『軌道 福知山脱線事故 JR西日本を変えた闘い』
2018年5月21日福知山線脱線事故 ー 2005年4月25日、JR西日本の宝塚駅発の電車がカーブを走行中に脱線、107名の死者と592名の負傷者を出し…more
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『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』不完全だからこそやってみる
「大谷翔平」はどのようにして生まれたか。その秘密の一端を解き明かしてくれるのが、『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』だ。著者は大谷…more
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『コンビニ外国人』身近だけどよく知らない、ではすまされない
2018年5月19日もはや毎日のように顔を合わせている人たちについての話だ。数多くのインタビュー、数字から見る規模感と潮流の変化、そして社会的な受け入れ…more
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『教養としての「ローマ史」の読み方』再編の時代を生きるために必要な英知が詰まった1冊。
書の著者は『帝国を魅せる剣闘士』、『愛欲のローマ史』などの著述や漫画家ヤマザキマリがナビゲータを務めたBSフジの番組『ローマ街道物語…more