教養・雑学
-
『鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす 』旅行作家の矜恃
2018年8月2日本書の企画は、世界の長距離列車の運行距離に惹かれてランキングを作ったところから出発している。9〜10ページのランキングを見ると、私に…more
-
あなたは「神」を信じますか? 『科学者はなぜ神を信じるのか』
あなたは、創造主としての神を信じるだろうか。素粒子論を専門とする一流の理論物理学者にしてカトリック教会の助祭でもある三田一郎先生によ…more
-
『夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books』猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける
"2017年夏、東急世田谷線西太子堂近くに開店した本屋の名前は「キャッツミャウブックス」。名前の通り、猫に特化した本屋である。 猫…more
-
『酒の起源―最古のワイン、ビール、アルコール飲料を探す旅』「食」から人類の歩みを知る
酒をテーマに選ぶ研究者や編集者たちは、酒に酩酊効果だけではない、アートを感じ取っているからかもしれない。タイトルがおしゃれというだけ…more
-
『えげつないいきもの図鑑 恐ろしくもおもしろい寄生生物60』
本書は、おそらく日本初の、子どもも楽しめる「寄生生物の図鑑」です。写真は一切使っておらず、一部の寄生生物の魅力でもある「グロテスクさ…more
-
『ウィスコンシン渾身日記』を読んで幸せになろう!
2018年6月27日無名人・白井青子の留学記である。そんなもん誰が読むねん、というのが、とりあえず大多数の人たちにとって率直な感想だろう。ごもっともであ…more
-
海鮮寿司とは違います 『旅する江戸前鮨』
2018年6月9日本書は、多くの食通たちを心酔させてきた四ツ谷「すし匠」の中澤圭二が、53歳でハワイに進出し地元の魚をつかって一流の鮨を握った記録であ…more
-
『プーチンのユートピア 21世紀ロシアとプロパガンダ』プーチン・イリュージョンの裂け目から見えるリアリティー・ショー
近くて遠い国ロシア。プーチンという独裁者によって支配されるこの国は、国際社会において特異な存在感を示してきた。だが、この国で起きてい…more
-
『ユリイカ 2018年6月号』左脳で楽しむバーフバリ
2018年5月31日いよいよ6月1日から完全版が公開され、ますます盛り上がりを見せるであろう『バーフバリ』。本作を語るあたっては既に、単に面白かったとい…more
-
『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』本が宝物だったころ イタリアの山村、モンテレッジォの物語
ツイードジャケットは英国製よりもイタリア製のほうが好きだ。柔らかく、シワになりやすいが、肌に馴染んで、なによりも色合いが美しい。本書…more
-
『知ってるつもり -無知の科学』知らないことを知らないと、どうなるか
いざ当たり前に知っているだろうと思っていることを質問されたときに、言葉にする前は自信があったのに、いざ言葉にしようとすると答えに窮す…more
-
『 別冊100分de名著 読書の学校『西遊記』』生きるのが難しい世の中をどう生きていったらいいのか?
2018年5月24日出口さんの『西遊記』の授業は、まず、古典を読むことの意義を解くことから始まる。というとちょっと語弊があるかもしれない。出口さん曰く「…more
-
『教養としての「ローマ史」の読み方』再編の時代を生きるために必要な英知が詰まった1冊。
書の著者は『帝国を魅せる剣闘士』、『愛欲のローマ史』などの著述や漫画家ヤマザキマリがナビゲータを務めたBSフジの番組『ローマ街道物語…more
-
『怖い女 怪談、ホラー、都市伝説の女の神話学』その正体を探る
2018年5月16日最も怖いジャパニーズホラー映画は何か。著者の沖田瑞穂がインターネット検索をした結果、総合、男性、女性すべてで『リング』シリーズ、『…more
-
『パンツが見える。 羞恥心の現代史 』
2018年4月29日パンツ、このやっかいな存在。……と思いつつ、精一杯ひびかせないように生きている中で、2002年の『パンツが見える。』の刊行は、衝撃的…more