教養・雑学
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『カフェから時代は創られる』パリのカフェ文化と天才以前の天才
レーニン、トロツキー、ピカソ、マネ、ヘミングウェイ、サルトル、藤田嗣治、ボーヴォワール、後に天才と呼ばれる彼らが、まだ何者でもないこ…more
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ボクラの知らない足下の世界 『地下世界をめぐる冒険 闇に隠された人類史』
2020年11月9日本書は、世界中にある「光なき世界」を渉猟し、そこにある闇について畏怖をもって見つめた異色のノンフィクションだ。著者は、ニューヨーク大…more
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ウンコするならこれを読め!『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか ―人糞地理学ことはじめ』
2020年10月27日汚いと蔑まれがちなウンコ。しかし、その昔、人糞は肥料として尊ばれ、うまくリサイクルされていた。しかし、時代は流れ、不要な汚物という烙…more
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『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦 』
2020年10月21日何度も何度も、我々の常識や思い込みを鮮やかに裏切ってくれる言説の数々、そこに圧倒的なリアリティを付加してくる二人のガイド。本を読むこ…more
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ノーベル賞受賞者90名超。世界を変える名門 『MIT マサチューセッツ工科大学 音楽の授業』
2020年10月9日日本ではあまり知られてないが、マサチューセッツ工科大学(MIT)ではSTEM教育だけでなく、人文学や芸術科目にも力が入れられている。…more
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『贈与の系譜学』純粋な贈与を考える知的冒険
本書が面白いのは、真に純粋な贈与の思索を深めていることである。それは、かけがえのない唯一の最愛のものを贈ることであり、見返りや返礼を…more
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『伝説の「サロン」はいかにして生まれたのか コミュニティという「文化装置」』リモートワークの時代に創造的な場をどう作るか
2020年8月29日"特定の時代や場所に、すごい才能の持ち主がなぜか集まることがある。新しい芸術や思想を生み出した19世紀末のウィーン、あるいは1920…more
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世界の食文化史がひっくり返る大発見!『幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた<サピエンス納豆>』
『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』から4年。前作で解き明かしきれなかった異国の納豆の正体を、完全に明らかにした驚天動地…more
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なんだか疲れてきちゃったあなたに。0円で『自分の薬をつくる』
2020年8月13日自分の携帯番号を公開し、悩める誰からの電話でも受け止める人物がいる。その「いのっちの電話」で2万人の声を耳にしながら、「坂口医院0円…more
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人生は競馬の比喩なのか 『「地方」と「努力」の現代史 ―アイドルホースと戦後日本』
2020年8月9日本書は、ノスタルジアという概念を分析軸として、国民的な人気を集めた三頭の競走馬をめぐる「語り(報道)」を読み解くものである。現役当時…more
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『思考の整理学』を買ったのは、どういう人たちなのか?
2020年8月8日『思考の整理学』で一躍有名となった外山滋比古さんが逝去されました。文庫版は250万部を超える大ベストセラーになり、今でも毎年毎年版を…more
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『わかりやすさの罪』「すぐにわかる!」はそんなにいいことか
"著者は「見えてしまう人」だ。人々が憑かれたように何かに夢中になっている時、著者の目はついつい他人が見落としていることを見つけてしま…more
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『おべんとうの時間がきらいだった』弁当に映し出された人生、ほろ苦い大人のエッセイ
2020年7月18日近年、ブログやSNSに自作弁当の写真を載せる人が増え、弁当がブームになったことは記憶に新しい。だがブームになるほど著者は居心地の悪さ…more
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『いつも、日本酒のことばかり。』日本酒専門ライター、渾身の一冊!
"政府の緊急事態宣言でSTAY HOMEを強いられた日々、楽しみは専ら食事だった。家で晩酌をする機会が多くなると美味しいお酒が欲しく…more
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なぜ彼女は逮捕され、自殺してしまったのか 『トーキング・トゥ・ストレンジャーズ──「よく知らない人」について私たちが知っておくべきこと』
2015年7月、アメリカはテキサス州プレーリー・ビューでの出来事。車を運転していたサンドラ・ブランドという若い女性が、ひとりの警察官…more