サイエンス
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『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』
2015年11月28日私たちの脳は、眠っているあいだも休むことなく活動している。それはたんに疲れをとるといった消極的な働きではなく、むしろ私たちの生活…more
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『代替医療の光と闇』繰り返される悲劇に巻き込まれないために
著者は長年医療の現場で患者と向き合ってきた医者であり、標準医療による治療に失望させられてきた。しかし、だからといって、代替医療を盲目…more
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当事者対抗主義という病『法廷に立つ科学』
科学者も法律家も仮説からスタートする。しかし、法廷と科学の世界はそれぞれがまったく異なった伝統を代表していて、科学による真実の追求と…more
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読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』
本書『眠っているとき、脳では凄いことが起きている: 眠りと夢と記憶の秘密』はその書名通り、眠っている時に脳で起こっていることを解き明…more
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『スーパーベターになろう!』ゲームで変える、あなたが変わる
VR元年とよばれる2016年を目前に控え、ゲームの位置づけが大きく変わってきているという。一つはテクノロジーの進化によって、バーチャ…more
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『宇宙背景放射 「ビッグバン以前」の痕跡を探る』 実験物理学者の戦国時代
2015年11月12日実験物理学者である著者は、宇宙誕生の謎を解き明かすための研究現場が実際にはどのようなものか、理論家がよりどころとするデータはどのよう…more
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『数学する身体』僕が身体で感じていたことは、嘘でも無駄でも無かったんだ
2015年11月11日発売されるやいなや大きな反響を呼んでいる、『数学する身体』。お待ちかねの客員レビュー第三弾は、はてな株式会社の近藤淳也さんが登場。「…more
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意識は過大評価されている──『意識と脳――思考はいかにコード化されるか』
2015年11月5日意識とはどのように機能しているのかという過程を理解するのはそのまま自分を理解することであり、また現実から意識への情報変換過程を知るこ…more
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『灯台の光はなぜ遠くまで届くのか 時代を変えたフレネルレンズの軌跡』 新たな科学が新たな技術を、新たな技術が新たな社会をもたらした
"本書は、暗く危険だった海に、希望の光を灯した画期的なレンズの発明を巡る物語である。この物語には、光とはなんであるかという自然科学的…more
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我々は特別な存在か。宇宙的バランス感覚を養う一冊『生命の星の条件を探る』
生命の星、地球。都会のようなコンクリートジャングルにおいても雑草が茂り、アリたちが闊歩する。だが、地球以外の天体に由来する生命体は、…more
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虫探偵が名解決!害虫事件簿『招かれざる虫』
事件は決まって、事務所の電話のベルが鳴るところから始まる。製粉会社や商社の担当者、はたまた友人知人が、突然見舞われた虫禍の解決を求め…more
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『超人の秘密 エクストリームスポーツとフロー体験』
2015年10月27日本書がエクストリームスポーツを通してフローを考えるのはなぜか。エクストリームスポーツではこの数十年に信じられないような記…more
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体は星くずで出来ている──『スプーンと元素周期表』
2015年10月25日宇宙物理学者の故カール・セーガンは私たちの構成要素が根本的には、かつて超新星があらゆる方向に元素を吹き飛ばした結果であることを表して…more
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『数学する身体』数学という都市、路地裏の情緒
2015年10月21日『数学する身体』客員レビューとして登場した第一の刺客は、速やかにミッションをコンプリートし、公開翌日に重版が決定した。つづく第二の刺…more
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数学がはじまる瞬間 —『数学する身体』に寄せて―
2015年10月19日『数学する身体』は、独立研究者・森田真生氏が「数学とは何か」そして「数学にとって身体とは何か」を自問しながら数学の歴史を追いかけた一…more