社会
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『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』日常に潜む小さなファシズム
2020年6月24日"甲南大学文学部の田野大輔教授のファシズム体験学習である。 田野教授が「田野総統」、学生たちは「田野帝国の国民」となって行なわれる…more
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『フューチャー・ネーション 国家をアップデートせよ』
本書はすっかり色あせてしまった従来のグローバリズムの問題点を洗い出し、新たなビジョンと方法論を提唱する、いわば「新生グローバリズムの…more
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『絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか』経済学が自分ごとに変わる本
2020年6月20日2019年ノーベル経済学賞受賞者が、移民、経済成長、気候変動、経済格差などの大きくて複雑な社会問題について切り込んでいく一冊だ。経済…more
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『シリア原子炉を破壊せよ イスラエル極秘作戦の内幕』極秘裏のシリア原子炉空爆、その背後の覚悟と戦略
2007年、シリアの砂漠地帯で密(ひそ)かに建設されていたアルキバール原子炉を、イスラエルが空爆した。イスラエル政府がこの攻撃を公式…more
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第三次産業革命の根幹資源『レアメタルの地政学』
クリーンエネルギー社会を支える電気自動車やデジタル機器はより多くのレアメタルを必要となる。本書は、今後、私たちの社会にとって重要な資…more
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『ホハレ峠 ダムに沈んだ徳山村百年の軌跡』最後のひとりが語る消えゆく民族史
"岐阜県揖斐郡徳山村のダム建設は1957年(昭和32年)に計画された。村は水没するため、住民は集団移転地と移転補償金を手にした。ダム…more
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『ワイルドサイトをほっつき歩け』愛すべきおっさんたちの愚かで優しい日々
2020年6月3日"どこの国でもそうなのか、諸悪の根源のように言われている巷のおっさんは本当にそんなにひどいのか。 中学生の息子の見た世界、『ぼくは…more
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彼女はいったい何者なのかー。『女帝 小池百合子』
"この2ヶ月間、彼女を見かけない日があっただろうか。テレビや新聞やネットで私たちは毎日のように彼女の姿を目にし、彼女が語る言葉に耳を…more
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『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』を買ったのは、どういう人たちなのか? Vol.2
2020年5月31日先日、毎年恒例となる上半期ベストセラーが発表されました。『鬼滅の刃』の勢いに目が行きがちですが、ビジネス書では『FACTFULNES…more
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『性転師』知られざる性転換ビジネスの裏方
「アテンド業」の実態に迫る"「性転師」とは、性別適合手術を受けるために海外に渡航する人を手助けする「アテンド業」に携わる人々を指す。もちろん正式な職業名ではな…more
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『病魔という悪の物語 チフスのメアリー』あなたは本当に“大丈夫”
約100年前のニューヨークで、腸チフスの無症候性キャリアで会った女性が、離島に合計で25年余り隔離された事実を追った物語である。彼女…more
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世界の石油市場を動かす『ロスネフチ-プーチンの巨大石油会社-』
本書は、基幹エネルギーである石油という観点から、グローバル政治経済かつ石油市場の雄であるロシアを理解していく書だ。今後、ロシアならび…more
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『現代経済学の直観的方法』アフターコロナすら見通せる、現代経済学の最良のテキスト
2020年5月2日著者の手法は、難解な概念の核心部分を、大胆なイメージ化によって直観的に理解させるというものだ。ベクトル解析やフーリエ変換といった数学…more
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『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』哲学界の若き天才が提唱、新実在論と倫理資本主義
2020年4月25日現代社会において、ポストモダニズムからポストトゥルース(ポスト真実)が広がり、それがトランプ米大統領誕生やブレグジットに見られるポピ…more
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日本人の人生ってこうなんや『人生の歩みを追跡する』
2007年からおこなわれている「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」、通称「東大社研パネル調査」の報告書。収入、男女間格差…more